丹沢でクライミング
ぬるーくまったり、クライミングしてきました。

トップロープで何本か登って、シャントでソロ登攀のあとリードも練習。
クライミングシューズは持ってこず、ガイドテニーで登りましたが快調でした。
おつかれさまでしたー。
CAMELBAK Flow Meter

残量がわからないというハイドレーション最大の弱点を解決する水量メーター。こんなん出たんですか?すげぇ…
どれだけ飲んだのか、どれだけ残っているのかがメーターで一目瞭然。
こんなふうに装着するみたいですよ。

最近はハイドレーション使うのおっくうになってましたけど、これは復活させたくなってきました。
関西遠征レポ
ふくれあがった荷物はついに20kg。ExosにIONを挟んだ変態パッキングで行ってきました関西遠征。

東京から車で10時間(!)ほど走り、初日は明神平へ。2時間ほどのハイクアップ。こんな岩っぽいところを登ります。

ぐいぐい攻めます。

午後からお天気もよさげになってきました。

大量の荷物でもExosだとわりと担げます。てくてく歩いてると上のほうに小屋が。

幕営します。

シャン8がでかいww
明神平いいところでした。視界も開けてて、適度に草が生えてて寝心地いいし。人も少ないし。アプローチは大変ですが。
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料理開始。
かぼちゃをくりぬき種を掻き出してバターとホワイトソースを入れます。

今回の秘密兵器、アウトバックオーブンでじっくり焼き上げます。あつあつほくほく

切り分けます。とろとろじゅわー

おなじくアウトバックオーブンでかたまり肉をじっくり煮込んだビーフシチュー。やわらか肉でうまー

あと焼きリンゴも作ったのですが写真とりわすれ。
ウィスパーライトに萌え〜。着火したらすごい勢いで燃え上がりました。ほすぃ…

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翌日、寝坊しましたけど下山します。

荷物積んで温泉入ってたこ焼き食べていざ大阪へ。

目指すはユーティリティへ。記念にちょこっとショッピング。

そして旅の本命(?)、Sky High Mountain Worksに乱入。ここでは大物をゲット。さらに荷物の重量を増やす…

中華街でもぐもぐ。夜の町に消え行く二人・・・

夜景も堪能。

そんなこんなしつつ、芦屋にもどって六甲をナイトハイクして幕営。
夜食にまたまたアウトバックオーブンで料理。茄子とチーズのオーブン焼き。こんがり焼いた生フィットチーネにパンチェッタを煮込んだトマトソースをかけたものが敷いてあります。

こんな場所でした。ヒルが出没したらしいけど僕は被害なく。

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翌朝は岩場を目指します。ロックガーデンを抜けて、、、

いざキャッスルウォールへ!ドッギャーン!

しかし取り付き地点へのルートが分らず、とんでもないところへ。なんだここはー!

薮をかき分け進むと、え、これ?でもボルトもないし岩がぐずぐずで崩れ落ちてくるよ?

左右にわかれてトラバースできるか確認。左に巻けそうだったので行ってみる。
しかし行き詰まり、もう意味不明な急斜面を直登。
落石くらって右腕にあたるわ、足元の岩が崩れて3mほど滑落するわ、
巨大な荷物を持ってたのでこれじゃ登れないし降りるのも厳しい、ということでロープを出してギアも装着。
まずトップがのぼって、岩にスリングかけて支点を作り、ロープで荷物を引き上げて、フォロー二人を引っ張り上げ、つるべ式にトップを交代してまた登る。
ひとりはハーネス持ってなかったので、スリングで簡易ハーネスを作る。
おぉクライミングギア役に立った!

岩壁を登りきったところでまた薮にはまる。こんどはさらに奥深い・・・

やっとのことで、向こう側に本物のルートらしきものが見えてくる。クライマーも見える。あれかー!

薮を突っ切って、なんとかキャッスルウォールの頂部に達し懸垂下降で降りる。

この角度は未経験。ちょいビビる。
下降の途中でバックアップのプルージックが動かなくなり、途中停止してほどく。焦らず、ゆっくりと。
順番に降ります。

このあと一人ずつトップロープで遊んでタイムオーバー。
いきなり壁の頂部に出てきたので、リードをやらなくて済んだのが幸か不幸か…。
まぁとにかく自分たちだけでギアかついでクライミングに行く、という目的は達成。
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帰りに寄り道してちょっとボルボル。

えぇそうです、このマットをSky Highで買いましたよ。巨大な荷物とはこれのことです・・・(汗
軽量・最小コンパクトで荷物もつめて背負えてウェストハーネスもついてます。今後の活躍に期待!
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ハイキング、キャンプ、クライミング、ショッピングと遊び尽くした関西遠征。
じつは本格的な無雪期の山行は今年がほぼはじめてで、今回の遠征はその集大成と言えるくらいの盛りだくさんなアクティビティを堪能しました。
去年は丹沢を2回ほど歩いただけでしたから、感無量。来年は何して遊ぼうかなー?
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おつかれさん!

Campangolo / カンパニョーロ トゥーカバー
これ発注しました。自転車用シューズカバー。冬山でラン系シューズに足りない保温性を積み増すために使います。

よくある足首までくるむタイプはジッパーの開け閉めが大変。
モンベルのやつはベルクロで着脱簡単なんだけど、足首に巻き付く感覚がとても煩わしい。
なのでこれポチってみました。ラクチンそうです。
支離滅裂ハイク
唐沢岳唐松岳に行ってきました。

適当に詰め込んだ荷物は14kg。重い…。

装備は冬物のテストのため、衣類もシュラフも完全装備を担いで来ました。アイゼンとピッケルも。
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なのに幕はこれ。新調したMLD DuoMid (実測340g)のデビュー。スケスケのCuben Fiber製モノポールですよ。詳しいレビューはいずれ。

今回は北アの稜線で飛行訓練。果たしてフロアレスモノポールシェルターは宙を飛ぶのか!?
勘違いでペグが2本足りず。張り方もよく分からんくて苦戦。
そして日が沈むと毎度のごとく吹いてきました強風。
わっさわっさと大げさに支柱が揺れてなんか大変なことに。どうもそれなりに高さがあるから風を面で受けてしまうっぽい。ちょっと見てて可笑しくて笑ってしまいました…
Cuben Fiberという素材もバサバサ音がしてとってもうるさい。寝てると、ブバババババッ!とかものすごい音がしたり。それにシルナイロンみたいに生地の伸縮性がないっぽいから、張るときにテンションかけにくいし、風を受けても力を吸収しない気がする。
それでも低く張ったので、中はそよ風程度。大揺れに揺れる幕内で耳栓をして熟睡。
夜中に入り口辺中央のペグが外れるも、シェルター内からペグを打ち直す術であっさり修復。石を幕内に置いておくといいね。
しかし月夜にCubenシェルターはイイですよ! ライトがなくても幕の中が明るいです!
結論: 稜線でモノポールは揺れるしうるさいけど、風を孕まない限り飛ばない。しかしペグは外れるかもしれない。四隅は抜けることのないようにしっかり打っておいたほうがいいね。 (とはいえあえてモノポールにする必要があるのかどうかは…汗)
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シュラフは厳冬期用のGoLiteアドレナリン0°。むちゃ暑くて上半身出して寝ました。
ULでもなく、山やスタイルでもなく、なにがしたいんだか本当に支離滅裂ハイク…
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靴はこれ。SCARPA ゼログラビティー。

山行をはじめた最初のときの靴。半年使ってそのまま押し入れ行きだったのを今回サルベージして使ってみた。登山靴、というよりは軽トレッキングシューズに分類されるものかな?
最近はペラペラのシューズばかり使ってたので感覚を忘れてましたけど、ソールもアッパーも硬い!ぐは、こんな靴履けない!
歩きなれれば疲れにくくなるのかしらんけど、今回はとにかく疲れた。休憩中もリラックスできないし、常に足になにかが干渉してる感じでいただけない。
岩の上を歩くときも、なんていうのか、ちゃんとソールの中央で踏んで重心のバランスをとらないと立てないというか、ペラいシューズだと斜面で踏ん張ったりソールを反らせてバランスとったりできるけどそういう歩き方ができなくて足場が限られるのが辛い。
なによりせっかく山に来て、山道の凹凸の感覚を味わえないのはなにやら面白味に欠けるというか、山との距離が遠くなった気がするのが一番致命的なんだよなー。
ということで、また押し入れに逆戻りしそうなゼログラビティーたん。
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上の方は雪がうっすらついてました。
翌午後から雷の予報ということで、五竜までは回らずピストンで下山。そんな感じでしたー。
え、ピーク? もちろんスルーですよ。
重い荷物なのに、軽い幕で、暑くて寝苦しい夜を過ごし、歩きにくい靴を履いて、ピークを踏まずピストンで帰って来ました。なんだかよくわからない山行でした。
広沢寺
クライミング講習に行ってきました。hanterさんと。

こんなところでした。おとなりの山岳会には女子ガールがいっぱい。うわさは本当でした!

登ります。小川山のガマスラブに行ったときよりはホールドがちゃんとしてて登りやすかったです。あのときの怖さはありませんでした。

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教えてもらったこと
- 8の字結び、安全確認のしかた
- トップロープでの登り方
- ビレイの仕方: 前後に動いたり、しゃがんだり、セルフビレイもとったほうがいいよ
- ムーブ: フラッギング?、レイバック
- カラビナのかけかた・扱い・種類・長所短所
- セルフビレイの取り方: ロープで直接、スリング、デイジーチェーン
- 懸垂下降: エイト環の扱い、ATCガイド、ブリッジプルージックでのバックアップ、ロープの連結、ロープの投げ方、途中での停止の仕方、ロープがからまったりするよ、プルージック登攀
- ダブルロープでのフォロー: 二人同時に登る、かけ声の仕方、なぜダブルなのか?シングルとダブルの使い分け
- マルチピッチでの登り方: ツルベ式と、なんだっけ? 支点ビレイの取り方
- リードでの登り方: 中間支点での逆クリップに注意
- 支点の作り方: 流動分散と固定分散の使い分け 角度が大事 木にスリングをひばり結び 岩にはそのままかける 沢ではブッシュを使うことも…
- ソロでの登り方(座学): 中間支点はミュンターヒッチにするんだっけ? 変態しかやらない
- シューズについて: なるべく土砂をつけない アルパイン用のシューズもあるよ
- ロープの束ね方
- ロープについて: いろんな太さあるよ シングルでも9mm台の軽くて細いのもでてきてる、太いほうが安心感はある
- ゲレンデでのエチケット 心得
- 本ちゃんにむけて: 道具のあつかい、システムの構築を完璧に素早くできないと周りのパーティに迷惑かけるよ
- 山岳会のすすめ 山は神聖なもの 西丹沢は危険
- 今日のはさわりのさわりだよ、もっといぱい練習しないとね
- 沢はいいよー
一日で盛りだくさん。おなかいぱい。
本で読んだことも実際に見てやってみると頭に入る。あれをこうするとどうなるのかとか、どうしてこれはああしないのかとか、根掘り葉掘りできてよかったです。ありがたうござました。
900FPの世界最軽量シュラフ YETI Passion シリーズ
ドイツのブランドらしいです。
以下、仕様。
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Filling: 900+FP x 100g
Weight: 265g
Temperature Information: Comfort +15°C, Limit +12°C, Extreme -1°C
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Weight: 465g
Filling: 900+FP x 300g
Temperature Information: Comfort +7°C, Limit +3°C, Extreme -10°C
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Weight: 690g
Filling: 900+FP x 500g
Temperature Information: Comfort -2°C, Limit -7°C, Extreme -25°C
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半端ない重量効率です。カタログ数値が正しいのなら今時点で世界最軽量クラスなのは間違いないでしょう。
900FPもさることながらファブリック素材が超軽い。”LightyNylon”というリップストックナイロンだとか、詳細は不明。
稀少素材を駆使してるため生産量が限られるらしいので入手は手間取るかもしれません。だれか海外通販系の人柱の人に期待するしかないですね。見た目もかっこいいし。
しかし写真を見たところ気室が立体構造になってない縫い付けのような気がするので、900FPの実力を発揮できるのかどうかは微妙な気もします。
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ちなみにこんなんもありました。カコイイ…

Weight: 240g
Filling: 800+FP
カラビナとかクイックドローとか…
結局、クライミングギアもあれこれ選んでると海外通販で調達することになりそう。
うーむ… CAMPの重量申告はいまいち信用できないんだが… どうなんだろう?? (以下重量順)
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[ Wiregate / ワイヤーゲートカラビナ ]
CAMP NANO / ナノ 23g 24kN
Metolius F.S. Mini / F.S.ミニ 23g 22kN
DMM Phantom / ファントム 26g 23kN
Mammut Moses Wire Gate / モーゼス ワイヤーゲート 27g 23kN
Black Diamond Oz / オズ 28g 20kN
[ Screw Lock / スクリューロックカラビナ]
Trango SuperFly ScrewLock / スーパーフライ スクリューロック 40g 24kN
DMM Phantom Screw / ファントム スクリュー 42g 23kN
Trango Smooth ScrewLock / スムーズ スクリューロック 48g 23kN
Mountain Dax カラシンスクリュー 48g 24kN
Roc’teryx ユタスクリュー 50g 24kN
Black Diamond Vapor Lock / ベイパーロック 51g 21kN
[ Auto Lock / オートロックカラビナ ]
CAMP Base TwistLock / ベース ツイストロック 49g 22kN
DMM Shadow QuickLock / シャドー クイックロック 56g 24kN
[ Quick Draw / クイックドロー ]
CAMP Nano 23 Express 10cm 50g
Metolius F.S. Mini Wire-Gate 12cm 56g
DMM Phantom Set 12cm 58g
Mammut Moses 10cm 59g
Black Diamond Oz Quickdraw 12cm 63g
風とテント
結局さ、あれだと思うんですよ。
自立式ドーム型テントは風に強いかというとそういうわけではなくて、フロア一体だから中で寝てる以上幕がふっとばされることはないだろうという安心感であってやっぱへんな方向から強風あびるとポールなんかボキボキ折れるわけだし、耐風性自体はたぶんモノポールのほうがいいんですよ。でもそっちはたいがいフロアレスシェルターだからいざめくれあがっちゃうと飛んでっちゃうわけでそれは怖いよねという話なんですよ、稜線で張るときなんかね。
だからね、フロア一体型のモノポールシェルターがあればいいと思うんですけど… ないんすか?

photo by やな先輩
ピッケルについて考える
ついでに冬道具ネタを続けてみる。ピッケルをどうすべきか。
↓うちの在庫。いろいろポチってるうちに早3本目。

上: Simond Metallic Droit Ice Axe 820 (シャフト: アルミ製、ヘッド: クロモリ/ステンレス、実測581g 60cm)
中: CAMP Corsa (アルミ製、実測215g 50cm)
下: ULA Helix Potty Trowel 55 (シャフト: カーボン製、ヘッド: アルミ製、実測131g 55cm) ※メーカーは”ピッケル”としての耐久性は保証していない製品。空気を読んで使う必要あり
よくピッケルの長さは手に持ってくるぶしあたりに達するものが最適と言うが、杖代わりにしないのであればもっと短いものでいいと思っている。50cmあたりが取り回しやすい。上のSimondのものは剛性感はいいが重いし心持ち長めだしボクの今のスタイルとしては扱いにくい。山行をはじめた初期のころにICIの怖いおっちゃんから買ったんだけれども今は押し入れの中で引退生活を送ってもらっている。
ボクとしては今期もスノーシューでのハイクをメインにすることを考えているので、ギア周りはダブルストック+ULAの軽量ピッケルという構成にしようかなと思っているところ。
スノーシュー歩行時にピッケルを杖代わりにするというのはどうかというと、やはりそういう構成で歩くのは難しいように思う。スノーシューは雪の上に浮いているわけで、ひとたびバランスを崩すと立て直すのが困難。スノーバスケット付きのダブルストックがやはり適していると思う。
なので通常歩行時はダブルストックを使い、肩に回したスリングにカラビナをかけ、軽量短小のピッケルをひっかけておく。難所に達したらストックは腕にぶらさげたまま素早くピッケルを取り出して扱う。難所が続くようであればストックはしまい、ピッケルメインに変更する。そのときはスノーシューもしまってアイゼン歩行になるケースも出てくる。
長くて重いピッケルでそういう補助的な使い方をすると、肩からぶらさげておいても邪魔なだけで歩行の妨げになるし、そうなると背中にしまうことになって心理的に取り出すのがおっくうになり、結局は難所でも使わずじまいでかえって危険性が高まったりすると思う。なんせズボラーなので。
ピッケルを持たない、という選択肢ももちろんあるとは思う。その場合は行ける範囲が狭まるだけで、それを心得て引き返す潔さを持っていればいいと思う。
ではピッケルをそういう補助的な用途で携行する場合、どんなものが適しているのか。ULAのような軽くて短いなんちゃってピッケルで本当にいいのか?
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そもアイスクライミング的な登攀をしないことを前提とすると、ピッケルの用途として考えられるのは以下のようなものか。
1) 難所通過時などの簡易的な自己確保 … 急斜面をトラバースするときなどシャフトをつきたてながら歩く。あと耐風姿勢なんかも
2) 深雪の急登攀時の補助 … 前方上面にシャフトをつきたてて体を引っ張り上げて登る
3) 滑落停止 … 万一滑落したときやシリセードの停止用に
いずれの用途も、ピッケル自身の長さはある程度短いほうが扱いやすかった。なので軽量短小ピッケルにシフトしてきてるわけだけれども、それでまったく問題ないのかというとむしろ長さよりも重さが考えるポイントになるかもしれない。
超軽量級ピッケルの難点としては、3)の滑落停止の際にピッケル自身の荷重に遠心力を効かせてピックを突き立てる、という動作がしにくくなるという問題点があるとか。ピックの形状や素材も雪面ならともかくつるつるの氷面にはあまり刺さるようにはできていないので弾かれるかもしれない。

とはいえ、いざ冬山で転倒したときに、うまく瞬時にピッケルの遠心力を効かせられる美しい体勢のまま倒れ込めるのか?というとそこはかなり疑問でもある。訓練であれば倒れることが分かっているので瞬時にそういう体勢に持ち込むこともできるかもしれないけれど、実際の場面ではどうなのか?たぶん足腰をふんばって倒れまいとするほうが先になって、ピッケルの突き立て方にまで意識がすぐには働かないなんてことも十分に考えられる。体勢を回復することがムリだと悟った次の瞬間は、どうすれば一番有効にピッケルの遠心力を効かせて深く差し込めるかとかそんなこと考える前に、もう遮二無二ピッケルを雪面に刺すことだけしか頭が回らなくなったりするんじゃなかろうか。そしてひとたび倒れ込んでしまえば、あとはピッケルに自分の体重をかけて押さえ込むようにピックとシャフトをねじ込むわけだから、ピッケル自身の重さはあまり関係なくなってしまう。無論、それでもねじ込めないようなつるつるのアイスバーンではやはり滑落しながらでもピッケルを振り上げて叩き込む必要もあるのかもしれないけれど、速度がついた状態でそんなことできるのかとか、そもそもそんな場所に行くのかどうかをまず考えたほうがいいというか、ボクはそんな難所に遭遇したら引き返すかな・・・
逆に重いピッケルの問題点は、実は滑落したときにその遠心力が徒となって手を離したピッケルが体に結んだリーシュに引っ張られて自分の体に飛んできて突き刺さるという事故がわりと多くレポートされているらしいということ。これはちょっとたまらない。なので一部の海外ではピッケルはリーシュで体に結ばずに、手から離れたらもう戻ってこないようにすることで安全対策をとっている国もあるとか。しかしとはいえ通常歩行時に手から滑ってピッケルを落としてしまうことだってあるわけだからそれも考え物だ。そこは超軽量級のピッケルであればリーシュで結んでいてもおそらく墜落時に体に突き刺さるような事態にまではならないと思う、たぶん…。軽ければ軽いほどそういう事態は避けられるのでは?
そうなるとどちらのピッケルがいいのか実に考え物という事態になってくる。ピッケルが軽くて滑落停止できずに起きた事故と、ピッケルが重くて体に突き刺さって起きた事故と、発生件数や被害の深刻さはどちらが高いのか。どちらも極めてレアケースとはいえ、たぶんそこらあたりが判断のポイントとなると思うのだけど、定量的なデータはないし、とはいえ前者の事故ケースについてはほとんど聞いたこともない。こう見てると後者の可能性のほうがよほど深刻なのではないかと睨んでみたり。
万全を尽くすならば、リーシュで結んだ軽量短小サブピッケルと、空手に持った重量メインピッケルという二段構成になるんじゃないかと。
しかしそれに加えてダブルストックも持つとなるといささかヘビーなわけでもあり、結局は重量ピッケルは構成から外して、それが必要になりそうな難所は避けて通るというスタイルに落ち着いたりしている。
そんなことを、あーでもないこーでもないと・・・。

次はダブルアックス、買っちゃうのか・・・














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