冬山でどんな靴下を履くべきか。昨シーズンはとにかく暖かければいいのかということでウールの厚手の靴下を二枚重ねで履いていたのだけれど、夜テントで過ごすときに蒸れて保水した靴下が凍り付いて刺すような痛みに苦しめられ、それ以降は日数×2枚の予備靴下を持参して頻繁に交換するようになったのだが、これがまたけっこうかさ張るのだ。とはいえ凍傷は怖い。冬山遭難でまずダメージが来るのは足先の凍傷だ。ここに寒気を感じると恐怖すら覚える。冬山の靴下は、通気性、保温性、防水性など、相矛盾する機能が求められる最もデリケートかつ対策を怠ると高い代償を求められるアイテムなのだ、と思い知った。
で、来シーズンに向けて靴下をなんとかしようと思っていたのだけれど、ググってもいまいち良い解決策は見つからない。厚手のウールの靴下を履け、と。いやそれ凍るって。
すべての機能を1本の靴下に求めるとすべてが中途半端になるのだと思う。アウトドアウェアの常道たるレイヤードを靴下にも適用すべきなのではということでいろいろ工夫してみた今のところの結論。
インナー: ささ和紙五本指ソックス

熊笹をすきこんだ和紙を糸状にして編み込んだ靴下という優れもの。触ってみると分かるがこれは完全にメッシュだ。蒸れようはずがない。あとは速乾性がどこまであるか。保水したままなのだろうか。試してみないといけない。クールマックスの五本指なども試したけどあればダメ。やっぱり蒸れる。
いずれにしろこのインナー層のみを交換するので、荷物としては軽くなる。
ミドル: Rocky ゴアテックス防水ソックス

おなじみのゴアテックス素材を靴下にしたもの。がんばって海外から取り寄せた。防水性はばっちりだ。足の蒸れによるインナーの保水した水気を外に直接出さず、透湿機能で徐々に出して行く。そして濡れ戻さない。いわゆる蒸れ・濡れを分断統治するための防御壁。なおかつ外からの水気や寒気を完全にシャットアウトできて暖かさも確保できる。足を水につっこんで靴がずぶ濡れになっても安心だ。いざというときはアウターにすることもできる。
アウター: がまかつポーラーテックソックス

釣り具メーカーの靴下。保温性に優れたフリース素材のポーラーテックというやつを靴下にしたもの。ウールと比べると、保水せずに速乾するところが違うのか。ただしひとたび濡れると保温力は落ちる(と思う)ので、濡れない事が前提になる。暖かさは問題ないレベルだ、というかとても暖かい。ACORNのなんかはカラフルでかっちょいいけれど、こちらは口回りにゴムがあってずり落ち防止できるのがポイント。とはいえフリースなので生地全体に伸縮性がないのでやはりずり落ちやすいのがネックか。かつてのコギャルのようにソックタッチを塗るか。。。
この三層レイヤード靴下で冬山では最強!のはず。もう凍らせない。たぶん。。。
しかしアウターのフリース部分は外から濡れないことが前提なので、靴自体にも工夫が必要になってくる。近年のゴア系登山靴は、これまた一つのアイテムで防水性と保温性と通気性を持たせようと無茶をするからどの性能も中途半端になるわけで、靴周りもさらにレイヤードを取り入れるべく、ただいまいろいろ海外より取り寄せ中。
