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#8216;hike’ カテゴリーのアーカイブ

関西遠征レポ

ふくれあがった荷物はついに20kg。ExosにIONを挟んだ変態パッキングで行ってきました関西遠征。

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東京から車で10時間(!)ほど走り、初日は明神平へ。2時間ほどのハイクアップ。こんな岩っぽいところを登ります。

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ぐいぐい攻めます。

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午後からお天気もよさげになってきました。

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大量の荷物でもExosだとわりと担げます。てくてく歩いてると上のほうに小屋が。

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幕営します。

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シャン8がでかいww

明神平いいところでした。視界も開けてて、適度に草が生えてて寝心地いいし。人も少ないし。アプローチは大変ですが。

料理開始。

かぼちゃをくりぬき種を掻き出してバターとホワイトソースを入れます。

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今回の秘密兵器、アウトバックオーブンでじっくり焼き上げます。あつあつほくほく

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切り分けます。とろとろじゅわー

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おなじくアウトバックオーブンでかたまり肉をじっくり煮込んだビーフシチュー。やわらか肉でうまー

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あと焼きリンゴも作ったのですが写真とりわすれ。

ウィスパーライトに萌え〜。着火したらすごい勢いで燃え上がりました。ほすぃ…

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翌日、寝坊しましたけど下山します。

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荷物積んで温泉入ってたこ焼き食べていざ大阪へ。

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目指すはユーティリティへ。記念にちょこっとショッピング。

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そして旅の本命(?)、Sky High Mountain Worksに乱入。ここでは大物をゲット。さらに荷物の重量を増やす…

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中華街でもぐもぐ。夜の町に消え行く二人・・・

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夜景も堪能。

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そんなこんなしつつ、芦屋にもどって六甲をナイトハイクして幕営。

夜食にまたまたアウトバックオーブンで料理。茄子とチーズのオーブン焼き。こんがり焼いた生フィットチーネにパンチェッタを煮込んだトマトソースをかけたものが敷いてあります。

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こんな場所でした。ヒルが出没したらしいけど僕は被害なく。

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翌朝は岩場を目指します。ロックガーデンを抜けて、、、

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いざキャッスルウォールへ!ドッギャーン!

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しかし取り付き地点へのルートが分らず、とんでもないところへ。なんだここはー!

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薮をかき分け進むと、え、これ?でもボルトもないし岩がぐずぐずで崩れ落ちてくるよ?

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左右にわかれてトラバースできるか確認。左に巻けそうだったので行ってみる。

しかし行き詰まり、もう意味不明な急斜面を直登。

落石くらって右腕にあたるわ、足元の岩が崩れて3mほど滑落するわ、

巨大な荷物を持ってたのでこれじゃ登れないし降りるのも厳しい、ということでロープを出してギアも装着。

まずトップがのぼって、岩にスリングかけて支点を作り、ロープで荷物を引き上げて、フォロー二人を引っ張り上げ、つるべ式にトップを交代してまた登る。

ひとりはハーネス持ってなかったので、スリングで簡易ハーネスを作る。

おぉクライミングギア役に立った!

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岩壁を登りきったところでまた薮にはまる。こんどはさらに奥深い・・・

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やっとのことで、向こう側に本物のルートらしきものが見えてくる。クライマーも見える。あれかー!

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薮を突っ切って、なんとかキャッスルウォールの頂部に達し懸垂下降で降りる。

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この角度は未経験。ちょいビビる。

下降の途中でバックアップのプルージックが動かなくなり、途中停止してほどく。焦らず、ゆっくりと。

順番に降ります。

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このあと一人ずつトップロープで遊んでタイムオーバー。

いきなり壁の頂部に出てきたので、リードをやらなくて済んだのが幸か不幸か…。

まぁとにかく自分たちだけでギアかついでクライミングに行く、という目的は達成。

帰りに寄り道してちょっとボルボル。

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えぇそうです、このマットをSky Highで買いましたよ。巨大な荷物とはこれのことです・・・(汗

Revolution Spot

軽量・最小コンパクトで荷物もつめて背負えてウェストハーネスもついてます。今後の活躍に期待!

ハイキング、キャンプ、クライミング、ショッピングと遊び尽くした関西遠征。

じつは本格的な無雪期の山行は今年がほぼはじめてで、今回の遠征はその集大成と言えるくらいの盛りだくさんなアクティビティを堪能しました。

去年は丹沢を2回ほど歩いただけでしたから、感無量。来年は何して遊ぼうかなー?

おつかれさん!

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カテゴリー:Outdoor, camp, hike

支離滅裂ハイク

唐沢岳唐松岳に行ってきました。

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適当に詰め込んだ荷物は14kg。重い…。

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装備は冬物のテストのため、衣類もシュラフも完全装備を担いで来ました。アイゼンとピッケルも。

なのに幕はこれ。新調したMLD DuoMid (実測340g)のデビュー。スケスケのCuben Fiber製モノポールですよ。詳しいレビューはいずれ。

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今回は北アの稜線で飛行訓練。果たしてフロアレスモノポールシェルターは宙を飛ぶのか!?

勘違いでペグが2本足りず。張り方もよく分からんくて苦戦。

そして日が沈むと毎度のごとく吹いてきました強風。

わっさわっさと大げさに支柱が揺れてなんか大変なことに。どうもそれなりに高さがあるから風を面で受けてしまうっぽい。ちょっと見てて可笑しくて笑ってしまいました…

Cuben Fiberという素材もバサバサ音がしてとってもうるさい。寝てると、ブバババババッ!とかものすごい音がしたり。それにシルナイロンみたいに生地の伸縮性がないっぽいから、張るときにテンションかけにくいし、風を受けても力を吸収しない気がする。

それでも低く張ったので、中はそよ風程度。大揺れに揺れる幕内で耳栓をして熟睡。

夜中に入り口辺中央のペグが外れるも、シェルター内からペグを打ち直す術であっさり修復。石を幕内に置いておくといいね。

しかし月夜にCubenシェルターはイイですよ! ライトがなくても幕の中が明るいです!

結論: 稜線でモノポールは揺れるしうるさいけど、風を孕まない限り飛ばない。しかしペグは外れるかもしれない。四隅は抜けることのないようにしっかり打っておいたほうがいいね。 (とはいえあえてモノポールにする必要があるのかどうかは…汗)

シュラフは厳冬期用のGoLiteアドレナリン0°。むちゃ暑くて上半身出して寝ました。

ULでもなく、山やスタイルでもなく、なにがしたいんだか本当に支離滅裂ハイク…

靴はこれ。SCARPA ゼログラビティー。

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山行をはじめた最初のときの靴。半年使ってそのまま押し入れ行きだったのを今回サルベージして使ってみた。登山靴、というよりは軽トレッキングシューズに分類されるものかな?

最近はペラペラのシューズばかり使ってたので感覚を忘れてましたけど、ソールもアッパーも硬い!ぐは、こんな靴履けない!

歩きなれれば疲れにくくなるのかしらんけど、今回はとにかく疲れた。休憩中もリラックスできないし、常に足になにかが干渉してる感じでいただけない。

岩の上を歩くときも、なんていうのか、ちゃんとソールの中央で踏んで重心のバランスをとらないと立てないというか、ペラいシューズだと斜面で踏ん張ったりソールを反らせてバランスとったりできるけどそういう歩き方ができなくて足場が限られるのが辛い。

なによりせっかく山に来て、山道の凹凸の感覚を味わえないのはなにやら面白味に欠けるというか、山との距離が遠くなった気がするのが一番致命的なんだよなー。

ということで、また押し入れに逆戻りしそうなゼログラビティーたん。

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上の方は雪がうっすらついてました。

翌午後から雷の予報ということで、五竜までは回らずピストンで下山。そんな感じでしたー。

え、ピーク? もちろんスルーですよ。

重い荷物なのに、軽い幕で、暑くて寝苦しい夜を過ごし、歩きにくい靴を履いて、ピークを踏まずピストンで帰って来ました。なんだかよくわからない山行でした。

カテゴリー:Outdoor, hike

雲を歩く (2)

前回の続き。

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photo by やな先輩

朝起きたら、雲ノ平のテン場はすっかり片付いてきれいになっていた。それもそのはずもう10時ちかく(笑

ほとんど人影のないなかでtoriさん、mt_hanterさん、ユタカさんと朝食をいただく。やな先輩はもうとっくにいない。

M「今日は鷲羽岳登って黒部五郎岳まで行きますよ。wanderさんとtoriさんもご一緒にどですか?」

T「は?おれらピークスルーハイカーやっちゅうねん。ピーク登ったらあかんねん」

W「そうだよ、せっかくの雲なんだから巻けば?」

M「いや、登りたいっすwww」

ということで二手に分かれ、翌日太郎平で落ち合うことに。

W「で、おれらどうする? 温泉行く?」

T「えー、めんどいす。湯につかったらもう動けなくなるし」

とかなんとかウダウダしてるうちに早11時。雲の時間はまったりと過ぎていきます。

ぼちぼち行動開始。ぬるぬると歩きます。今日も快晴。

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祖母岳もスルー。

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だから槍とか関係ねいってんですってば!

ここで事件が起きますが、それについてはまた後日。

このあと急坂を下っていきます。

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岩々した道を走って降ります。5.10ガイドテニーはこういうところは快調。でも二度ほどずっこけました。

薬師沢着。小屋でビールをゲットします。

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日が差していい色合いの水。

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小屋のテーブルでまったりぐったりしてたら日が傾いてきました。ぼちぼち歩きます。

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なんとなく眠くなってきたので道脇に幕を立ててまったりモードに。ビールをプシュっと。toriさんは薬師岳小屋のほうまで行くということで別行動。

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すぐに酔っぱらってきたのでこの日はカロリーメイトかじるだけで就寝。

翌日は朝6時起床、雨がパラパラ降ってます。幕にも結露がうっすら。でも曇天で放射冷却がなかったせいか暖かく眠れました。

太郎平まであがって他の人を待つ。

ガール「お一人ですか?友達と折立からタクシー乗るんですけどよければごいっしょしませんか?」

W「・・・(7秒くらい考える)。いや、僕にはすでに将来を約束した大切な人がいるんです。ごめんなさい(泣」

せっかくの機会をスルーして2時間くらい待ってウダウダする。コーヒー飲んで、カレー食べて。

小屋の本棚にあったこんな本を読んだ。すごいタイトルだ…(笑

山は真剣勝負

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そうこうしてるとtoriさん、mt_hanterさん、ユタカさんが現れて合流。

いざ折立へ向かいます。ガスのなかをtoriさんと一緒に先行。

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猛スピードで他のパーティを抜かしまくる。

T「おれらマジ早くね?」

W「下り最速っしょ!」

湖も見えました。

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急坂の下りで走って山岳女子に見とれてずっこけてスティックを折る。

2時間ほど?で折立到着。hanterチームに勝利!

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僕のシュライク、hanterさんのヴァーガ、toriさんのION、ユタカさんのExos。

ユタカさんの車に便乗し、温泉入って寿司栄に急行。待ってました!

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これクロムツだっけ?噂どおりのクオリティです寿司栄。むしろこっちが本命の目的ですから。

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このあと居酒屋2軒とラーメン屋をはしごして飲んだくれ食い倒れ。

富山市内のアウトドアショップでも欲望を抑えられないtoriさんはNANGAのブツをゲットされてました。

翌日また温泉でまったりして今度は”祭ばやし”へ。

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回転ですがここもクオリティ高し。

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食って食って食い倒してげっぷり満腹。もう当分寿司はいいや。

みなさんお疲れ様でしたーーー

雲を歩く(1)

最初山に行きたいと思ったのは、静かな場所で仕事のことやらを忘れてゆっくり独りになる時間が欲しかったからだ。

そういえば今無雪期シーズンはまだソロで歩いてない、そう思って今度のシルバーウィークはいろんな人からのお誘いを断り前回断念した雲の平へのソロ山行を企画したわけだが・・・

W「週末は雲行くっす」

T「おらも行く」

W「・・・き、奇遇すね、ぼくは今日のあずさ最終に乗りますよ」

T「おらも乗る、待ってて」

W「・・・」

・・・ということでtori_birdさんと行ってきました雲の平!

まずは装備から、今回はTNFシュライクにパッキング。

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photo by 常念山脈に遊ぶ

容量自体は16Lのコンパクトサイズですがかなり詰め込みました。サイドポケットやらもパンパン。Granite GearのArmored Pocketを外付けしてます。

シェルター(ポンチョ兼用): SixMoonDesigns / GatewoodCape + MSRニードルステイクx6 + 快速旅團 極薄タイベックシート

シュラフ・マット: GoLite Ultra 20°  + Montbell U.L.コンフォートシステムパッド90 + Montbell U.L.コンフォートシステムピロー

防寒・雨具:  TNF ライトヒートJKT + Montane LiteSpeedJKT + BPL メリノウールフーディ+ OR ニンバスソンブレロ + TNFグローブ + Rockyゴアソックス

着替え: GoLite Drimove Silk + Injinjiソックス + Exofficioブリーフ

クッカー: Esbitクックセットのカップ小 + Snowpeak極カップ + ロッキー用蓋 + ミニトランギアフライパン + ミニトランギア鍋つかみ

ストーブ: Aromax CF Stove + T’s チタン五徳 + 黒風防

カトラリー類: SULチタンスポーク + Leatherman SquirtP4

ウォーターストレージ: ILOHASボトル x 2 + Platypusハイドレーション

地図・コンパス: OPSACマップケース + SUUNTO コメット

ストック: ワンダースティック

デジタル類: iPhone 3GS + iPhone 3G(Willcom) + SANYO Eneloop mobilebooster + Filco PowerbankSlim + イヤホン + 各種ケーブル類

その他: ファーストエイド、洗面具、マフラータオル

食糧: タイ米500g、クスクス150g、粒状パスタ150g、タイカレー3種、ココナッツパウダー、クリームチーズ、パンチェッタ、レーズン

燃料: アルコール500ml

行動食: カロリーメイト x 2 + カーボショッツ x 5

うーん、持ちも持ったり。前回と比べてもかなり装備を増やしました。ピローとか、レインハットとか、フライパンとか、贅沢品多し。全然軽くないです…

マットは当初FBMにしようかと思っていたのですが、そこはさすがの北アルプス、toriさんとランブラーさんにたしなめられて断念。おかげで助かりました(笑)

1日目: 新穂高温泉 – わさび平 – 鏡平 – 弓折岳直下で幕営

早朝、松本駅でなんとわざわざ来ていただいたいまるぷ師匠に見送られタクシーで一路新穂高温泉へ。前回と同じルート。

無事にわさび平も通過。

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photo by tori_bird

鏡平へはこんなところを延々と登っていきます。 

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photo by tori_bird

けっこうバテました。5.10ガイドテニーは岩場の急登とかは得意なんですが、ソールが柔いのでじゃり道の延々とした登りは向いてないですね。

そうこうしているうちにtoriさんがワンダースティックを折る。ダクトテープで補修したところ、続けてボクも折る。変な力をかけたり蹴飛ばしたりするとポールのツナギ目のところから縦に割れ目が入りやすいみたいだ。ダメだ、これは帰ってから補強が必要だ。

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鏡平でグッタリお休み。槍がどうとかこうとかカンケーねぃんですよ。

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photo by tori_bird

同道の人に何度か声かけられたが、この荷物でソロ泊用のすべての道具・食糧が入ってる、と言うと驚かれる、というかまるで変態あつかい・・・

こっそり麺を食しているところをtoriさんに目撃される。シマッタww

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photo by tori_bird

鏡平はテン場がないので弓折のほうへ少し登った途中で幕営する(幕の写真なし)。樹林がなくて気持ちいいが風はかなり強くうるさいので耳栓をする。フロアレスのGatewoodCapeだがふっ飛ばされる気配はなかった。思ったより気温も低く2-3度くらい、Ultra20°ではちょい寒い。

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photo by tori_bird

幕に入ってばったり寝込んだが、途中で起きてカレーを作って食べて就寝。

2日目: 弓折 – 双六山荘 – まき道 – 三俣蓮華 – 黒部源流 – 雲の平

翌朝、双六へ向けて出発。快晴。いよいよ森林限界上の尾根歩きだ。足の疲れは多少残っている。

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photo by tori_bird

途中、美女2人組に声をかける。三俣まで行って折り返すらしい。残念! 

双六に到着。風が強い。ここでも美女に遭遇。透明感のあるイノセント系なオーラを発している!お声がけするヒマなく残念・・・

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photo by tori_bird

T「北アのレベル高ぇ!奥多摩にはあんなのぜったいいないす」

W 「そうね・・・(いや見てないで声かけようよ・・・)」

ここから先の三俣蓮華への道は、双六岳を登るか巻き道を通るかでルートが別れる。

W「どうする?」

T「当然まき道っしょ。ピークとか目指しちゃう人ってなんなの?頭おかしいの?」

W「まぁ気持ちはわからなくもないが」

T「日本百巻き道を通ってピークスルーハイクだす!」

W「そうやって結婚もスルーしていくんだな、おれらの人生・・・」

しかし三俣への巻き道は予想に反して素晴らしいルートだった。

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photo by tori_bird

人も少ないし景観も素晴らしい。途中でゴロゴロしてまったり。あぁこれがガールと二人だったらなぁ、なんでtoriさんと・・・

三俣小屋でケーキセットうまし。小屋のおねいさんもかわええということで完全合意。

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photo by tori_bird

おねいさん「お飲物はなににしますか?」

W「コーヒーで」

T「・・・コ・コーヒー、ブラックで」

W「え?toriさんコーヒー飲めないんじゃ?」

T「バラすなよ(キッ!)・・・じゃ、じゃあ紅茶で・・・」

おねいさん「かしこまりました(プッ) あ、すいません紅茶切らしてました。コーヒーしかありません・・・」

T「・・・」

ここから雲の平へは鷲羽山を直登していくルートと、黒部源流から巻いて行くルートがあるが、どちらのルートを選んだかというと当然・・・

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鳥の足 photo by tori_bird

水場でパチャパチャしてマッタリ。くはー、サイコーやね。

このあとの急登をなんとか登りきって三俣小屋を振り返る。

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photo by tori_bird

なんとか庭園を歩いていくとそこは雲だった!

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photo by tori_bird

ここが日本最後の秘境と恐れられる場所かー、けっこうテン場は混んでます。

テン場をうろうろしてると折立方面から入ったmt_hanterさんとユタカさん、やな先輩と合流。夜はまったり宴会。

翌朝、凛々しい幕の勇姿。前がおいらのGatewoodCape、うしろはtoriさんのハバHP。ふたりとも爆睡中です。

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photo by やな先輩

疲れたので続きは後日・・・

(みなさん写真使わせていただきます!)

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海沢ハイク

奥多摩の海沢へ行ってきました。

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滝があります。

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みんなで沢遊び。のはずが、君よ、なぜあなただけ水着に着替えないのでありますか!?

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そのあと、大岳山に向かって出発。え、悪路?

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うっそうとした山道。

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あれがワサビ田かしら?

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みんなで登ります。へろへろです。

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でかい岩@ロックガーデン

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御嶽山からケーブルカーで降りました。

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御嶽駅ちかくの玉川屋でおそばを食べました。風情あります。

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夏休み、おしまい。

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絶望のジャンダルム

「あれが奥穂高岳ですか?」

「いや、”ジャンダルム”という嶺らしいですよ。奥穂はその向うなのでここからは見えません」

挨拶もよそに何気なく声をかけたアウトドア服の若者は気さくに答えてくれた。同じ山を登ったという一体感からか、見知らぬ同士でも気軽に声をかけ合うことに日常ほどの違和感はない。

 

夏の連休で登山客が群がる西穂高岳、むしろ東京の繁華街よりも人口密度は高いであろうその山頂から、北東に向かってずっと伸びる無人の尾根を僕はボンヤリと眺めていた。無数の大小の岩々が乱雑に積み上がり不揃いに連なる峰々のその先に不気味な偉容を放って立ちふさがる頂の名を聞いたのはそのときがはじめてだった。

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日本の山らしからぬその聞き慣れないフレーズを何度か心のなかで唱える。

  ーー響きはなにやら”ガッシャブルム”みたいだな。

見たこともないヒマラヤの難峰が思い浮かんだ。形容するにしてはかなりオーバーな例えか。しかしいずれにしろあそこは自分にとって8000m級の高峰と同じく、決して足を踏み入れることのできない絶対の異世界のように思えた。溢れんばかりの山行者が一人としてその先へ踏み入ろうとしないこともそのことを証明しているように思えた。

  「さ、そろそろ行きましょうか」

S女史がこの山行前に買ったばかりの軽量ザックExosをその小さな背にフワリと担ぎ上げて言った。うつろな面持ちのまま彼女の言葉に無言で応える。僕は完全にあの山に呑まれていた。いや、山に呑まれるとはこういうことなのかとこのときはじめて知ったのだ。ジャンダルムの巨大な黒い影に向かって誘われるように進んでいく彼女の歩みを一瞥し、僕は諦めにも似た感情が湧き起こってくるのを確かに感じていた。

 

    *  *  *

 

  「どうせなら奥穂まで行きましょうか、明日もし天気がよければ。休みはもう一日とってあるんでしょう?」

予報通りに降り続く雨のせいで黒部源流雲の平への三泊四日ハイキング行を断念し、温泉宿にいったん足を止め、新穂高温泉からのロープウェーを経由して西穂山荘に宿をとろうと相談していたところでS女史が思いついたように提案した。十年以上の山行歴を持ち一人で大キレットも越えてしまうほどのベテラン山岳女子である彼女にとっては、軽いハイキングと温泉だけで今回の休みを終えてしまうことに少なからず物足りなさを感じていることが読み取れた。

本気で言っているのだろうか?と山行歴二年にも満たない僕は一瞬訝しがりながらもどうせ天候も回復する見込みもないことだし半ば冗談で言っているのだろうと条件反射的に賛意を示す。

  「あぁそれいいね、前から行きたいと思っていたんです」

“山と高原地図”では一般ルートよりも難易度が高く危険な”点線ルート”として表記される西穂〜奥穂間。このルートを通過できるようになれば、あの長ったらしくて嫌らしい上高地〜横尾〜涸沢ルートを通らずに、ロープウェーで一気に標高を上げてから槍穂を目指すことができるようになる。かつてそんなことも考えたこともあったがいざ行くとなると点線ルートであることが気にかかり踏み込めずにいた僕としては、経験豊富な彼女からの不意の提案に少しは心を動かされなくもなかった。

  「私は休み足りないから、そこまでは行けないね」

元山岳部だというO嬢は、西穂高の手前の独標から引き返し上高地に降りることにするという。

  ーーおそらく僕らも一緒に降りることになるだろう。天候も悪いし、実際に西穂からルートを見てみないと何とも言えない。とにかく明日になってから決めればいいさ。

口には出さずともこのとき僕の気持ちはほぼ下山に向いていた。たまには観光客で溢れかえる上高地でゆっくりするのも悪くはないはずだ、そう自分に言い聞かせるように下界での残りの休みの過ごし方を夢想したりしながら、温泉宿のソファにくつろぎ、遭難事故を解説する新聞記事なんかを眺めたりして、木漏れ日に揺れるゆるやかな休息のひとときを過ごしていた。

 

    *  *  *

 

そこはまったくの別世界だった。西穂高を出発するとすぐに四肢を使わないと進めない急峻な登り下りが続く。つかみやすそうな岩を選んで手をかけ、足場を確認し上体を押し上げる。しかし岩は思った以上に脆く簡単に崩れそうなところも多く途方に暮れる。落石の危険があることを察し先行する彼女との間隔を空ける。意気揚々と先を進む彼女の背中はすぐに見えなくなった。

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西穂の喧噪を思うと夏山なのにまったくの静寂であることが不思議に思えた。一息ついて左右を見渡すと圧倒的な高度感に目がくらむ。一千メートル以上あるだろうか、はるか下界の梓川沿いに本来であれば残りの休みを過ごすはずであった上高地が見渡せる。

  ーーここと比べるとまるで楽園のようだな・・・。

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今さら無意味な考えを振り払い再び目の前の岩に集中する。少しでも手足を滑らせたら終しまいだ。そう考えると余計に足がすくみ無駄に疲労が蓄積してくるのが感じとれた。

 

最初の難所である垂壁の下り地点に到達する。鎖がかかっているが見下ろしてもどこまで降りればいいのか上からは判別できない。引き返すならここじゃないかという考えが頭をよぎるがその間に彼女は迷わず下りはじめる。言い出すタイミングを逃した僕は呆然と彼女の行く手を見守る。しばらくして途中でトラバースするルートを発見した彼女からゴーサインの声がかかる。行くしかない・・・。

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鎖を握ると余計にバランスが取りにくいため結局手足を使って降りる。多少のジム遊びでボルダリングの心得はあったが下りはまったく未知の技術だ。手を滑らせたらと思うと余計に腕に力が入る。しかし足元のホールドを探すためには腕を伸ばし体を壁から離して視界を広げないとダメなことが分った。そうなると指の力でホールドを維持しなければいけない。指の力は酷使するとすぐに使い物にならなくなることを思い出した。奥穂までコースタイムでも6時間半ある。なるべく筋力をセーブしていかないととても持たないなと危機感が募る。

 

最初のピークである赤岩岳への登りにさしかかったところでトップを交代する。見上げると迫り来るような急峻な角度を感じるが、下を見ないで済む登りは幾分か楽な気がした。まともなホールドさえあれば早々落ちるような事態にもならなそうであることも分った。ただしそれはノーミスであればの話だ。野球のプロ選手だって一試合の守備機会のうちで一つや二つのエラーが出るのは当たり前だ。我々は安全確保の手だてをまったくといって取れていない。やはり少なくともヘルメットは必須か。懸垂下降や悪場で確保のできる装備も持ったほうがいい。今は晴れているとはいえ天候が突如崩れて強風に吹き付けられる可能性だってある。そんな後悔の念にも似た考えがぐるぐると頭の中を回り気が滅入る。

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その一方で、下から続いてくる彼女の目は輝いていた。

  「とっても楽しい、今、私登ってるんだなって感じがする。生きている実感が心地いい」

息を弾ませながら今この瞬間をせいいっぱい楽しんでいる彼女との互いの思惑の違いに愕然とする。こちらはまったく生きた心地がしないというのに・・・。

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   *  *  *

 

夕闇に落ちた西穂山荘で幕営の一夜を過ごしながらそろそろ翌日の予定を考えないといけないなとまんじりと思いを巡らす。眠い目をこすり、ドコモのSIMカードで山岳地帯でも電波の通じやすくなったiPhoneを手に取る。奥穂を目指そうという彼女の言葉が気にかかり、漠然とした不安が眠りに落ちることを妨げていた。はたして今の装備と技術で問題なく通れるルートなのだろうか?

グーグルで検索をかけると思った以上に厳しい答えが目につく。

  ”国内最難関の登山ルート”

  ”滑落による死亡事故多発”

  ”ヘルメット・ハーネスは必須”

  ”懸垂下降が必要な地点”

  ーーあぁこれは僕らには無理なルートなんだ。潔く諦めるしかない。彼女には明日見たままの情報を伝えよう。それで彼女も同じ判断をしてくれるだろう。

自分の中ではすっきり答えが出た安心感でその日はすぐに眠りにつくことができた。

 

翌日、O嬢と独標で別れたのち、西穂山頂で聞いた彼女の答えはまったく僕の予想に反していた。

  「私は行きたい。こんなにも天候に恵まれて、休みの時間も十分ある。そんなときにここにいる、こんな機会はそうは得られない」

昨晩目にしたすべての悪材料を彼女に伝えてもその判断は翻らなかった。しかし僕にはどうしてもそこには避けがたいリスクがあると思えてならなかった。あらゆるバッドシナリオを瞬時に想定する。強風、落石、滑落、いやそれだけじゃない。途中で体力が尽きてビバークするハメになるかもしれない。寝具は一人分、食糧はあるが水は十分じゃない。しかも翌日は雨の予報だ。あのジャンダルムの手前あたりまで深入りしたところで進退窮まる可能性だってある。進むに進めず、戻るに戻れない状況にならないとも限らない。

  「大丈夫、行こう。問題ないわ。あなたは私が守るから」

僕の思考は彼女のその言葉で遮られた。

  ーーこの場は彼女の判断に委ねてしまってもいいんじゃないだろうか。

そんな甘いささやきが脳裏を侵し、自分の意志を貫こうとする意欲が失われていくのをそのときの僕は止める術を持たなかった。

 

   *  *  *

 

赤岩岳に到達すると、目指すべきルート上に泰然と横たわるジャンダルムの巨躯を再び見渡すことができた。まだだいぶ距離があるがかなりの威圧感を感じる。少し休んで行動食を口にしてから再び彼女にトップを譲り次のピークである間ノ岳を目指して高度を下げていく。どこまで下るのか、下れば下るほどまた登り返す距離が長くなる。西穂の時点ですでに少なからず疲労を感じていた両足の状態を案じて不安になる。

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下りきったところで再び岩壁に取り付く。赤岩岳のときよりもさらに角度を感じる。彼女は手足を巧みに使って体を左右に振りうまくバランスをとりながらヒラヒラと登っていく。まるで天に帰っていく何者かのようにその足取りは楽しげで軽やかだ。

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僕は考えるのを止めた。ただ淡々と手足を動かす作業に集中する。次第に恐怖感が薄れてくる気がした。人は諦めの極みに達すると余計な感情を殺すようにできているのだなと、かつて強制収容所かなにかの本を読んだときにそういう一説があったのを思い出した。

 

ようやく達した間ノ岳のピークから再びジャンダルムを望む。あの姿を見るたびに打ちひしがれる自分の心に鞭を打つ。

  ーーもう行くしかない。引き返すにはすでにだいぶ進みすぎた。

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ほどなくして奥穂側から来たであろう一団と遭遇した。屈強そうな4人の男性グループだ。全員ヘルメットをかぶりしっかりとした山岳装備に身を包んでいる。

  「この先は、僕らでも進めるでしょうか?」

半ば助けを求めるように僕は問いかけた。リーダーであろうと思われる男性が、僕の低山ハイキングに最適化した軽量志向の装備に目をやりつつ一寸の間を置いて答える。

  「・・・経験があれば、大丈夫です」

それだけを言い残して一団は先へと通り過ぎていった。

僕はその答えの意味するところを深く考える間もなく、自分たちでも問題がないのだというそのままの解釈に受け取った彼女に促され次のピークである天狗岳へ目を向けた。

  

再び急激な下りに続いて今まで以上に厳しそうな逆層の岩壁へとルートが続いていく。今にも崩れ落ちそうだ。高度もかなりある。天狗岳の肩からはあの忌まわしいジャンダルムがまるで嘲笑うかのようにこちらを覗いている。

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天狗岳への取り付きのコルまで降りると捨て置かれた酒壜とペットボトルが目に入った。

  ーー人もあまり通らないから、ゴミが回収されないのかな。

そんなふうに思いながらも、回収していく余力もないと判断した僕は風で飛ばされない場所に残留物をまとめてその場を後にした。

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さらに進むと残置された古いザックを発見する。いつの時代のものだろうか、こんなところに置いていかなくてもいいのにと憤懣に思いながらも嫌な感覚が背筋を走った。

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花が、何かを慰めるような可憐な姿を切り立つ尾根の外に向けていた。

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再びトップを替わり天狗岳に取り付く。頂部から突き出た岩がオーバーハングのように見える。錯覚か、しかし直登はできまい、どこかで巻いて行くのだろうか。もはやその高度感に嘆息している暇もなく慎重に印を追ってルートを見失わないよう高度を上げて行く。

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壁を登りきり、ここがピークかと思うのも束の間、さらにいくつかの登り下りの先に天狗岳が見える。気が遠くなる。

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   *  *  *

 

  ーーどうして人の判断に流されてしまったのだろうか、今回に限って。

再び自問自答が頭の中を駆け巡る。

山に行くようになった当初はいつもソロで登っていた。一人で登ることを前提とすると経験のある誰かに頼ることはできない。情報収集からシミュレーション、装備の選択まで必然的に全てのことを自分で決めなくてはならなかった。でもそれでいいと思っていた。誰かに頼り局面での判断を委ねることで自分の責任を放棄することのほうがよっぽど危険に思われた。下調べをするなかでパーティー山行での遭難事例は嫌というほど目にした。

たとえ意を決してリスクテイクするにしても何かしらの予防線は張っていたし、そうでなくても少なくともすべての判断は自分の責任で行っていた。僕にとっては危険を冒し未知の世界に飛び込むことよりも、リスクを事前に洗い出して想定通りにコントロールできたことに達成感を覚えた。

今年の冬が空けて、誰かと一緒に山へ行くことの禁を解いた。それでも自分のわがままを貫き通した。体調や天候で気が乗らなければ離団するし、集団の和を乱そうとも自分のペースを頑に守っていた。それがどうして今回は・・・。

 

彼女の”経験”に頼ってしまったのだろうか。自分もやっぱりこのルートを通りたいという欲があったのは確かだ。夏山の人ごみから逃れたいという思いもあった。でもそれだけで自分の今までのスタイルを変えるほどのことだったか。自分のなかではあれだけ後ろ向きな答えが出ていたのにどうして彼女の意見を正面から拒まなかったのか。ちゃんと準備をしてまた来ればよかったんじゃないか。

そうだ僕は魅せられてしまったんだ。あのジャンダルムの偉容にではなく、多少の危険を意に介さず困難を求める彼女のアルピニストとしての純粋な眼差しに。僕はその先にある結末を知りたいと思ったんだ。

 

あぁこのつけはどこかで支払わなければいけなくなるかもしれない。山に大きな負い目を負ってしまった。もはや天に投じられた運命の賽の行方をただただ見守ることしかできない。

 

   *  *  *

 

天狗岳山頂に至る。ここまで3時間のコースタイム通りに来ている。正午前。しかしお互いの口数は少なくなった。少なからず蓄積されている疲労感を口にするとそれが現実のものとして受け入れなければいけなくなるのが嫌だった。まだ行ける、いや行かなくては。いよいよあのジャンダルムだ。

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そこからのルートは2909mの天狗岳から一気に下降し、3163mのジャンダルムまで登り返す、最も体力の消耗が予想される行程だった。どこまで下るのか、コルが深い。最下点からの標高差は350m以上あると推測された。目の前に徐々にその全貌が明らかになる巨大な岩壁に絶望感が募る。

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道脇に供えられたと思われる飲料パックの花瓶を見て全てを了解した。いや薄々分っていたんだ。あの酒壜も、残置ザックの意味するところも。

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鳥に近づいても逃げない。高所で余裕を失った我々をもはや相手にするまでもないと悟っているのだろうか。

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ジャンダルムへの取り付き地点まで100m以上は降りたであろうか、岳沢ヒュッテに繋がるエスケープルートに到達する。

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エスケープルートの先を確認する。しかし恐ろしい急下降だ。地図上でもやはり点線ルートになっている。下りは余計に体力を消耗するし危険だ。ここまで来たらジャンダルムを越えるしかないと判断する。

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ジャンダルムを見上げる。気を失いそうな高さに絶句する。はじめて彼女が後ろ向きな言葉を吐いた。お互い疲労の色は隠せない。

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これが最後の登攀だ。それだけを信じて最後の力を振り絞る。彼女は自分の疲労を否定するかのように勢い良くトップを切って行く。あんなにも空が近い。

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ナイフリッジに達して彼女の顔に恐怖の色が浮かんだ。四つん這いになりながら下を見ないように慎重に進む。幸い風はない。渡りきったところで振り返りようやく落ち着いてカメラに収める。

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出発してからはじめて、彼女が自からトップを替わってほしいという態度を示した。僕は無言のまま了解し先頭に進む。彼女の弱気な姿を受け入れたくなかった。

 

壁はさらに上空へ続いている。どこから取り付けばいいのか、しかし矢印は直登を示している。ここを、登れというのか・・・。指の疲労具合を確かめる。まだ少しは持つだろうか。

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やっとジャンダルムのピークに達したか、と登りきったところで見回すと、眼前にさらに巨大な壁を見せつけられる。

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言葉にならない・・・。

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両足が悲鳴を上げはじめていたが、押さえつけるように力を振り絞る。グリコーゲンが枯渇してきている。普通の場所ならさして問題ではないが今ここで力尽きてはいけない。

ビバークは避けたい。明日は雨だ。シュラフも一つ。水もあとわずかしかない。

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集中力を欠いたためか、ルートロストする。極端に難しい壁に誘い込まれた。逆層の岩肌に遠間隔の小さなホールドを見つけ出して慎重に登る。

後ろから来る彼女にルートの間違いを伝えようとするが、いつの間にか視界から離れてしまった。めっきりペースが遅くなっている。しばらく待ってようやく遅い足取りの彼女を確認する。

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あれがジャンダルムの頂か・・・。もうすぐだ。あそこまで行けば・・・。

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登りきって愕然とする。違った、ここではない。あのドーム状の嶺こそが正真正銘のジャンダルムだ。その向うに奥穂が見える。思ったよりも遠い。いや今は奥穂のことは考えるな。まずはジャンダルムだ。

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最後のわずかな登りでも体が極端に重く感じられる。しかし西穂から遠くに仰ぎ見たあのジャンダルムを今こそねじ伏せるのだと思うと体中から最後の力が絞り出されるのが感じられた。

 

山頂に到達するとすぐに雲に覆われ視界が失われた。天候は刻々と変化してきている。全身の力が抜ける。もはや二人ともほとんどの力を使い切った。奥穂までの残りのルートはどうだろうか。一瞬の晴れ間から覗いて言葉を失う。まだ二ヶ所ほどの小ピークの登攀が残っている。しかし二人ともなかなか動き出せない。時間はすでにコースタイムを一時間ほど過ぎていた。

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下降中に再びルートを見失う。程よいホールドがなく、万歳をしてぶら下がってやっとバランスの悪い足場に足がつくかどうかの難所にさしかかり、それぞれザックを脱いで下降を試みる。二度、三度、恐怖で腕が縮こまりなかなか足がつかない。彼女がいまにもすり切れそうな古い残置スリングを発見し、それを使って下降を試みる。足がついた。二人分のザックを降ろし、同じやり方で僕が後から続いてようやく先に進める状態になる。空が祝福するかのように視界が晴れ渡る。今降りた直下降ルートではなく巻き道の正しいルートが見つかり脱力しそうになる。先を急ごう。

 

二つの小ピークを越える。もはや後ろに続く彼女の姿を気に留める余裕もなく、目の前の奥穂が近づいてくることだけを心の頼りに重い体を前へ前へと引きずるように進めていく。

 

最後の登りに到達した。馬の背のナイフリッジだ。切れ渡った岩の刃の上を伝って登る最後の難関だ。どうすればいい?腕も、足も、力はほとんど入らなくなっている。天候は急展開を告げはじめ、不意の強風が気まぐれに吹き付けてくる。流れる雲が近づいてくる。いやいっそのこと視界がないほうが恐怖感がまぎれるだろうか、そんなことを考えながら漫然と取り付き始める。馬の背を越えれば、もう奥穂は目と鼻の先だ。

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岩の上に座り込みしがみつきながら少しずつ体を進ませる。もはや指の力もバランス感覚もまったく頼りにできない。強風に見舞われたら全身でしがみついて耐えるしかない。振り返ると彼女はすっかり臆し不安げな表情で踏みとどまっている。

  「大丈夫だ、行こう。これで最後だ」

自分自身に言い聞かせるように声をかける。彼女も覚悟を決めたのかゆっくりと馬の背の尾部に取り付きはじめた。

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   *  *  *

 

馬の背を渡りきった僕は全身の力が抜け、日の傾きかけた空を仰いでしばらく寝転がっていた。奥穂山頂はもうすぐ手の届きそうなところに見えていた。もう難所はない。普通に歩いていくだけでいい。もう何も怯えることはないんだ。そう思うとじわじわとうれしさがこみ上げてくる。ゆっくりと身を起こし、ふらつきながら奥穂に向かって歩き始める。

しばらく進んで気づいたように僕は後ろを振り返る。

  ーーそうだ、彼女を待たなければ。

ジャンダルムが天空に浮かぶ滅びた城のように勇々しく冷厳な姿を見せている。西穂側から見たような不気味な重苦しさは今はもう感じられない。

風が止んで周りを静寂が包んだ。

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  「Sさーん!」

彼女を呼ぶ声はこだますることもなく虚空に吸い込まれて消えた。

・・・返事はない。まるで自分以外のあらゆる時間が止まってしまったかのような錯覚に不安を感じた僕は間を置いてもう一度叫ぶ。

  「Sさーん!来てますかー?」

しばらく待っても返事はなかった。一秒が永遠の長さに感じられる。遠くに雲の流れる速さだけが時の経過を告げていた。

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  ーーしまった。いよいよここに来て、こんな形で山への代償を支払わされることになるのか。

最悪のシナリオが頭をよぎる。滑落か、どうする?まずは落ちた場所を確認してすぐ電話だ。電波は通じるだろう。もたもたしてると日没も近い。夜になるとヘリも飛べないかもしれない。滑落地点まで降りられるだろうか?骨折していたら鎮痛剤のロキソニンを手渡してやりたい。出血していたら?止血を試みなければ。テーピングで根元を押さえて、ガーゼか、接着剤か、いやまずは服を切り裂くためにナイフを取り出さなければ。彼女を担いで稜線まで上がれるか?40kgだとして、いや無理だ。今の疲労の状態ではとても担げない。それにもし頭を打っていたらもう動かせない。シュラフを被せて冷えないようにして、とにかく救援が来るまで待つしかない・・・。

瞬時にシミュレーションを終えた僕は、馬の背へと戻る重い一歩を進める意を決した。

 

・・・その刹那、馬の背の頂部に手がかかった!

  「お待たせー、今行くよー」

やがてゆっくりと上体を持ち上げ、最後の登攀を終える彼女の姿が見てとれた。

  ーーよかった。幸運にも、山は僕らに代償を求めなかった。

僕は彼女の無事な姿とそれを見守るかのように後ろにそびえるジャンダルムに目をくれた後、感謝の言葉を唱えるでもなく向き直り、奥穂高岳山頂に向かってゆっくりと歩きはじめた。

 

  お し ま い

 

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※この物語はフィクションです。 実在の人物、地名、団体名等とは一切関係ありません。

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レインウォーカー in 北アルプス

大雪山系で起きた事故のニュースを横目に見ながら大急ぎで荷物を詰めてバスターミナルへ向かいS嬢とO嬢の両名と合流。金曜の夜。

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荷物は最初の計量時点で14kg!なんせ食糧、水、燃料、酒で5kgはある。これをJAM2で担ぐのは苦行に近いと判断しExosを引っ張り出そうと思ったが、何を思い直したかいろいろと装備を減量しなんとか11kgに収める。これならJAM2でもなんとか担げないこともない。テントはワンショットからシルタープへと変更。雨天の予報も入っているがタープの限界を知るにはいい機会だと自分に言い聞かせる。

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夜行バスで向かうは北アルプス。早朝に着いた中の湯でタクシーに乗り換え新穂高温泉へ。しかし土砂降りの雨。

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とても歩く気がせず、日帰り温泉に立ち寄ってまったり昼前まで過ごす。少し雨も弱まってきたので予定より遅れてハイクスタート。目指すは雲の平。初日の幕営地点は双六岳の予定。

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これがうわさのザックカバー!?しかもスパッツ!レインウェアの下半身も着用ですかフムー。珍しいギアにしげしげと見入る。ていうか道行く人はみんな着用してる。持ってないのボクだけ。

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雨の中を黙々と歩く。すると小一時間ほどで・・・

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着きました雲の平!

いや違った。ここはわさび平だ。登りにさしかかる手前の山小屋。まったく標高も上げていない。しかし雨脚が強まる。

ここで相談。Wの士気はくじける。とても登りたくないと両女史に訴える。必死の願いが届いてわさび平での宿泊が決定。

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目指すべき双六・鏡平方面に向かって断念して降りてきた人によると、川が溢れて登りは大変なことになっているという。

そうこうしているうちに中高年30人ほどの団体客が小屋を通り過ぎていく。鏡平から笠が岳方面へ向かうらしい。なるほどこれがツアー登山か。

炭火で焼き肉パーティー。

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スノピのチタンのクッカーフライパンにチタンペグ五徳風防を立て、百円ショップの焼き網をのせた炭火ストーブ。今回の目玉兵器。

しかし底をフライパンにしたため空気の流れがよくないのか、湿度の問題なのか、炭の火勢はちょっとイマイチ。底は足のついた網なんかにしたほうがいいのかもしれない。もしくはnut’s先生にお願いして穴をあけてもらうか。

早めの食事も終わり、小屋泊組と別れて雨がシトシト降りしきるテン場にシルタープ1を張る。

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いやいやどうして、なかなか快適じゃないですか。出入りはちょっと辛いけどいったん寝てしまえば雨でも問題ありません。完全に熟睡。

ダウンだとシュラフが湿気を帯びるとかなんとか、そういう事態になればうわさのトップキルト購入のチャンス!と秘かに狙っていたんですけど、何も問題なし。よかったような残念なような・・・。

翌日も雨。

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いざ双六越えに向かおうとする両女史に必死の訴え。行きたくないよぅ〜!

“このチキン野郎が、死ね!死んでしまえ!”とのありがたい御言葉をいただきつつも、渋々聞き入れていただいて昨日来た道を引き返すことに。

あぁさらば雲の平、来世にはもっと屈強な精神を備えた人に生まれ変わって必ず行くよ!

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とっとと先を行く二人。置いてかれるW。あぁーん、待ってよぅ。

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自分撮り。

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新穂高にもどって温泉でまったり。

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露天もありました。

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さてこれからどうするか。まだ休みの日程は十分ある。雨脚も弱まってきたような気もする。

“ボク、西穂高のロープウェー乗りたい!”と言ってみる。まるで子供だ。”じゃあ西穂山荘まで歩くわよ”と返される。しまった!

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ロープウェーを降り、雨がふたたび強まるなかぐしゃぐしゃになりながら西穂山荘へ向けて歩き出す。

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次第に豪雨になってくるが、1h30mほどでなんとか到着。

強風と雨に煽られびしょぬれになりながらタープを設営。ぎゅうぎゅう詰めのテン場。なかなかペグが決まらず難儀。奥に見えるのはBDハイライト&ベスティブールかしら?

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しかしタープもいったん立ててしまえばかなり耐風性があるようでなかなか倒れない。雨もそれなりによけられるし寝心地も悪くない。いいじゃないかタープ!

弱点は、出入りにかなりしゃがみこまないといけないこと、荷物を入れるスペースがないので外に出したままレインウェアをかけておくしかなかったこと、くらいか。まぁ大した問題ではない。もすこし大きめなほうがいいかもね。

小屋の食堂にて食事。雲の平で一人まったりゆるりと食べるはずだった食糧を開放、というか略奪される。うなぎ&生パスタ。

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うなぎは日本酒を少し入れて蒸し焼き風にするとふっくら香り高く仕上げられる、とグーグル様が言っていたのでそのとおりにする。いいじゃないですかうなぎ!これは定番になりそうな予感。えぇ真似っこですが何か?

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生パスタは乾麺と違って湯で時間が相当短くて済む。これもなかなかGoodですな。

今回のテーマのひとつであったキャンプ用新メニュー開発はとりあえず成功、ということにしておこう。

翌朝、やや結露してる?シュラフも微妙に湿気ってるような気もしないでもない、いや湿気ってるはずだ!と言い聞かせるが、やっぱり大したことはない。。。

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晴れた!ということで西穂高岳を目指す。

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けっこう人が多いね。さすが夏山。山頂はすし詰め状態です。ビギナーコース万歳!

昨晩、カメラのテストでISO感度を高いままにしてしまったため写真にノイズ入りまくり。失敗した・・・。

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こうしてまったり休日の北アルプスは平和に過ぎてゆくのでした。

そう、このときは確かにそう思っていたのだが・・・

大菩薩でゆるゆる

パーティー山行なんぞ邪道とうそぶき、人との関わりを避け、社会との接点を断ち、ストイックなUL気取りのスタイルでただ独り冬山に挑む孤高のソロハイカーなブログらしいですよ、ここは。

えー、大菩薩日帰りで行ってきました。今回は、女子x3、男子x1の編成であります。またもパーティーであるばかりかどんどん女子比率が高まりますよ(汗

丸川峠から登ります。

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上は景色が開けていいですねぇ。ゆるゆる。

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紅茶とコーヒーをふるまいます。O嬢が持ってきてくれたバームクーヘンといっしょに召し上がります。ポットは、カリタの細口ポット0.7L。日帰りだとこういうものも持ち運べます。チタン製のやつ作ってくれないかなぁ。

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最近は迷走ぶりもはなはだしく、Wander-Zはいったいどこへ向かっているのでありましょうか。

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低山とは、走ることと見つけたり

行ってきました三峰から雲取まで一泊二日のキャンプ山行。

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今まで低山の楽しみ方をどうすべきか悩んできました。景色も開けず鬱蒼として薄暗い人工針葉樹林帯の山道を延々と登ったり下ったりしてるあげくに飽きてきてローテンションになってもうなんだかなぁーというのが今まででしたが、走ってみると意外と楽しい!ことを発見。前回ちょっと走ったからって調子に乗ってみましたよ。

・早起きが苦手なので秩父のホテルに一人で前泊。

・今回は男子x3、女子x2の計5名パーティー。西武秩父駅で合流しバスで10:30に三峰着、11:00頃にいざハイク開始。

・しばらくは走りやすいなだらかな傾斜。ある程度進むときつい登りが出てくるので歩きに変更。しかしどんどん人を追い抜く。いつも女子供老人にも追い抜かれ最後尾だったのになぜだか今回は抜く側に。

・霧藻ガ峰についてうとうと寝てるとうしろからパーティーが追いついてきて食事休憩。

・その後はゆるい傾斜なのでふたたびぬるーく走る。白岩山でもしばし睡眠。

・芋の木ドッケのあたりで長沢背稜から走ってきた本格派ランナーと合流してしばし並走。パタゴニアのバッグがかっちょいい。

・15:30雲取山荘到着。タイムは?歩くのとたいして変わってないというかなんというか(笑

なんかですねぇ、低山は走った方が楽しいし飽きないというか集中力が続く感じがします。正直その発想はなかったというかパラダイムシフトが起こりましたよ。下りとかは衝撃を受け流す感じでむしろ歩きより足の負担が少ない気もします。

幕営の写真も撮ったんですけど、なんかはじめてのGRの操作がおぼつかなくてとれてなかった。でも一度やってみたかった装備一覧写真は撮れてたので晒してみる。冬は寒くてそれどころじゃないからね。

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左上から、ストック(PacerPole)、キルト(GoliteUltra20)、マット(モンベルコンフォートシステムパッド90)、R1パンツ(パタゴニア)、インナーダウン(TNFライトヒートJKT)、シュラフカバー(モンベル)、折りたたみ傘(totes)、ガイライン(EXCEL RACING 2mm)、枕(モンベル)、レインハット(ORニンバスソンブレロ)

左下から、食料袋(パン、コンフィ、カロリーメイト、つまみ)、着替え袋(下着上下&靴下、ブレスサーモ長袖、Rockyゴアソックス、ORニンジャクラバ、グローブ)、ファーストエイド&リペアキット、タープ(Siltarp1)、日本酒(Platypus preserve)、シェラカップ、サングラス、e+lite、ペグ(MSRニードルステイクx6)、パックタオル、チタン先割れスプーン、ハイドラパック、ザックはBlackDiamond RPM 26L、Aloksakのマップケース付き、下に敷いてあるのは快速旅団極薄タイベックシート。

ムダな荷物も多いがベースウェイトは4.5kg。最近ブログ界のごく一部では「5kg切らずんば人にあらず」という風潮があるので恐ろしかったがなんとか収まったみたいだ。小屋泊の同行者からも、これに宿泊道具が入ってるのか?と不思議がられたが、ハイカー歴UL時代以降で10kg以上を背負う経験が皆無な僕としてはこれくらいが標準か、というか正直重い。

実は火器がない。もうね、どうせ火起こして食事作ってもたいして美味しいもの食べれないし、コールドミールでいいですよ私は。マルタイラーメンとか食ってらんないんっすよ。

幕営地はかなりの混雑で数十張のほとんどが国産山岳ドーム型テント。モンベル、ダンロップ、エスパース、エアライズ、トレックライズ、ゴアライト・・・。洋物はMSRが一機のみでBlackDiamondもGoLiteも見当たらず、我が愛機シルタープの貧相さが目立ち同行者からも罵倒されまくり、道行く人からも質問されまくり、うぅ・・・。ソロタープ泊というのは、見る人に「なぜ?」と思わさざるをえない、テントの存在価値についての根源的な問いを突きつける不思議なパワーを持っていますね。ていうか明らかにテント村の暗黙の良識を乱します(笑)。でも夜はシルタープ+GoLite Ultra20で快適に眠れました。

テントの流通政策やマーケティングも気になりました。どうしてそこまで国産山岳ドームテントが圧倒的なシェアを占めるのか?というのはやはり、さかいやとか石井スポーツとかの店員さんのリコメンデーションが効いてるんでしょうかね。国内メーカーは店頭政策が徹底してるのか、もしくはとりあえず勧めておくのに安心なのかもしれない。それともマニアでない限りテントを複数買うものでもないからあらゆる季節・環境での汎用性とか保証サービスとかが重視されるような消費選考なのかも。それともかつては国産テントのアドバンテージが高く近年は洋物が進化してきたとはいえテント自体の耐用年数は長いから未だ大勢には影響せずということ?でもバックパックはモンベルが多いとはいえGregoryとかOspreyなんかの洋物もがんばってるしなー。いや、うちにも実はゴアライトXが眠ってますけどね。

翌朝は5時すぎに起床。すでに準備万端な同行者に起こされるが、やはり朝が苦手なので先に行ってもらう。6時前にようやく出立し走って追いかける。

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小雲取へ向かうルートは気持ちいい。

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一時間ほど走ってパーティーに追いつき、あとは歩いて一緒に下る。両日で足はほぼ使い切った。

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1000mより下に行くと新緑がまぶしくなってきます。

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鴨沢にほぼ到着。

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スノーシューハイキング@谷川岳

2月に一人で行ったときは悪天候でロープウェーすら動かず撤退した忌まわしき谷川岳。今回はパーティーで行ってきましたよ。テントは持たず、温泉を楽しみながら男子x2女子x2のまったりお気楽ハイキング。

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初日は悪天候で撤退したんですけど、翌日の温泉巡りの予定を変更して再度チャレンジしたらすっかり晴天。

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山頂まで3時間ちょっとかかった。

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ここはどこの国だ?

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足が遅いので他の人にどんどこ追い抜かれすっかり誰もいません。神秘的な白銀世界を貸し切り状態です。

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下りはお尻で滑りながら1時間30分ほどで天神平まで。

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夕暮れに映える谷川岳。ごちそうさまでした。

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廃校の校舎を利用した葉留日野山荘

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越後長野温泉の嵐渓荘は大正期の料亭を移築したとかいう部屋。

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はじめてパーティー山行をして衝撃を受けた事。先輩女氏は、アメ横で900円でジャケットとか買うらしい。それを聞いて愕然とする。しかも僕のお金のかけかたは尋常じゃないと怒られた。。。ブログ界隈のギアマニアな人達を見習ってはいけないのだ!しかし来シーズンに向けてPotty Trowelを買おうと心に決めていたりする。あぁ今すぐポチりたい!!

あと、ビバーク装備を持たずに冬山に入るのはなんか罪悪感がある。上で吹雪いて立ち往生したらどうしよう?パーティーで日帰りハイキングするときの今後の課題。スコップは持ってたから雪洞は掘れるとして、シュラフとかはなくていいのかなー。

女子と一緒に行くとお菓子を大量に持ってきてくれて旅の満足感アップ。あの人たちはお菓子がないと生きていけないのだろう。