Archive

Posts Tagged ‘ヘルメット’

小川山 debut!

断崖絶壁を筋骨隆々の二人の男がよじ登る。一人が落ちそうになるのを腕をつかんで支え、頓狂なかけ声とともに引っ張り上げる。ニコやかな笑顔で瓶詰め飲料を飲み干す。

そんな戦慄すべき映像を繰り返し見せられたのは遥か昔、なんとバカげた恐るべき行為だろうと幼いながらに思ったものだ。おそらくこういう事態は自分の将来の上でまったくありえるはずがない、ということで子供にとって夢いっぱい広がるはずの人生プランの可能性のなかから真っ先に消去したのを覚えている。それが”クライミング”だった。そうだったはずなんだが・・・

週末、小川山でフリークライミングに行ってきました。まったくのハジメテの未経験。業界では名のあるガイドさんに講習をお願いしましたよ。

P8161282.JPG

登ったのはトップロープで三本ほど。どれも初心者コースなんですかね。

・ガマスラブ 5.6〜5.8

・ガマルート 5.8 (途中まで)

・ハート&ソウル 5.10a/b

ロープの結び方を習います。8の字結び、末端処理、、、

画像 154.jpg

ビレイの仕方も教わります。ビレイデバイスはATCガイドとかいうやつ。

200908172218.jpg

ガマルートを登るF兄さん、今回の呼びかけ人。

P8151253.JPG

けっこう困ってます…が、無事に完登。

P8151255.JPG

ハート&ソウルを登るS姉さん。かっちょいい。

P8151257.JPG

あぁあんな遠くまで…怖ぇ

P8151263.JPG

これ、わたくし。ガマスラブかな?

画像 159.jpg

ロワーダウンで下ります。これってスピードのコントロールをビレイヤーに完全に委ねちゃうのでけっこう怖い。

画像 160.jpg

とりあえず3本とも完登。落ちる練習もすればよかったかな。

今回登ったのはいずれもスラブ状のルート。傾斜はそんなきつくないんですけどホールドがない!ほんとにない!どこに足をおけばいいんですか?というくらいでしてかなり困りました。初心者コースとはいえジャンダルムなんかとは比較にならない難易度。これはちょっと衝撃でしたよ。

それでもなんとかもがいてると、ほんっとに小さなホールドが見つかって死にものぐるいで足をかけて、と。そりゃ登れるルートなんだから当たり前なんですが。

“絶対に登れる!”と信じてがんばれば活路が開かれるし、気持ちが後ろ向きになると多分登れなくなる、そんな不思議な体験のできるスポーツなんだなと思いました。多分この道にのめり込む人ってのは”自分を信じる力”が人よりも強くて頭のネジが2、3本外れちゃってるんだろうなという気がしないでもない。

P8151272.JPG

で、結局のところフリークライミングってどうなのよ?

今回、ヘルメットを持っていったのですが、ガイドさん曰く”いらない”ということで車に置いていきました。かんたんな岩場でロープワークの練習でもするのかな?と思ってるとそうではなくそのまま登攀開始ってなわけでちょっと戸惑いましたよ。そうなんです、フリークライミングってヘルメットを使わないカルチャーだったんですね。こりゃまいった。

ヘルメットないよりあったほうがいい気がするし、つけて何か不都合があるわけでもないんだったらつければいいのに、とも思うんだけど・・・。”むき出しの自然にできるだけ生身の姿で相対する”みたいなフリークライミングの思想から由来しているのか、アルパインとの違いを最も分りやすく象徴する記号がヘルメットをしないということなのかもしれない。でもまぁ、ボクは今度からしますよ。黙って見過ごしてやってください。。。

あと気になった点は、”ギアに頼らず自分の力だけで登る”というやつね。核心部分なんかで行き詰まったとき、ギア使ったりロープにテンションかけたりして途中で足を休めたりしたい、と思った瞬間もあり、なぜここであえて支点やロープに頼らずに自分の力だけでしがみつくべきなのか?それにどんな意義があるのかしらん?と考えさせられました。何度、目の前の支点にヌンチャクかけてつかんでしまおうと思ったことか・・・

フリークライミングにはそういうストイックな制限がありつつも、なぜかルートにはボルトはビシバシ埋め込まれてるし安全確保のためならギアはふんだんに使うわけでね。むしろクライミングって登攀技術よりも安全確保のほうが重要な気がするし、前者だけを自分の力でやったと言われてもなんだかなぁという気がしないでもない。

むしろそれなら、カムとかナッツみたいなナチュラルプロテクションのみで登るとか、そういう方が意義を見いだせる気がする。それってアメリカンエイドってことでOK?

ということでアルパインに色気を感じつつも、またマルチピッチなんかにも行ってみたい気もして、覚えなきゃいけないことも山ほどあるし、とりあえずはリードクライミングのできるジムに通ってみながらボチボチな感じでやることになると思います。

緊張の一日を終えて、プハー
P8151267.JPG

Petzl METEOR III / メテオ3

ヘルメットでも買おうかと、えぇもう落石に怯えるのはこりごりですからね。

検討したのはこの3つ。

BlackDiamond Tracer 271g

お手頃だし、BDだし・・・
200907292350.jpg

Petzl METEOR III 実測219g

めっぽう軽い、がちょっとお値段が張る・・・

200907292351.jpg

EDELRID Madillo 380g

なんと折り畳める!が、これだけ重いと本末転倒?デザインも微妙だし、通気性悪そうだし

200907292357.jpg

で結局これに。現物見たらこの繊細なテクスチャにやられました。

P7291230.JPG

P7291232.JPG

P7291233.JPG

今週末実戦デビューの予定が、ちょっと雨降りそうですね・・・

あぁそうそう、上の方から言われてフィッシュボーンマットIIがいよいよ開発に入りましたよ。

コードネームは「Striped Pantograph」。超絶ギミックが稼動します。お楽しみに!

P7291227.JPG

カテゴリー:gear, Outdoor タグ: , ,