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冬山ハイク装備の軽量化

豚だか鳥だか知りませんが風邪をひいてお外に出られず、あれやこれやの検証もできないの今日この頃。もう6月ですね。6月と言えばあれです、あと半年で冬山シーズンですよ!さぁいよいよですね〜。

冬山反省会ではあまり個人的に反省するところがなかったwのですが、前回2シーズン目のテーマは”装備の軽量化”、”暖かく眠る”、”身軽で快適安全な足回り”の三つでした。まぁそれなりにクリアできたかなというところ。ベースウェイトは最終的に7.2kgに抑え込みつつ、シュラフとマット、防寒具のスペック向上によりほかほか暖かく眠ることができるようになりました。まぁ初年度は厳冬期の2000mクラスでUber Liteで寝てたというのがアレなんですが。

●2008年度 冬山ハイク装備一覧 (水・食糧・燃料・身につけるものを除いたベースウェイト、※スノーシュー、ストック等は身につけるものとして除外)

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(あ、絶対に金額は計算しないでください!)

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来シーズンに向けての課題を何にするか、安全面とか行動面とかいろいろ考えとしてはあるんですがまだ決められず、とはいえ実はもうすこしでアンダー7.0kgなんです。いやー数字の魔力って恐ろしいですね。桁があると越えたくなるのは人類の性であります。やはり”さらなる軽量化”による装備の完成は目指さねばならぬところでありましょう。

1. JetBoilのリストラ

いまとなってはJetBoilの重さは正直堪えます!これを省くだけでアンダー7.0kgに突入できるわけですし、正直もう冬山で調理とかめんどくさくてやってられなくなってきてパンとかカロリーメイトしか食べなくなってきましたし、雪を溶かすためだけにこれだけの重さを担ぐのは厳しいところです。途中で水が得られれば一度も使うことなく降りてくることもしばしば。軽量級の鍋とストーブに切り替えればそれでokな気がしてます。さよならJetBoil!

FireLite SUL-900 Titanium Cookpot 79g (三鷹の店でおいてくれるといいんですけどね)
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PRIMUS P-113 ナノストーブ 51g (冬山でどこまで使えるのか、”検証”という名のもとにゲットしますか?)

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ハンギングキットと合わせて402gの軽量化!さらにはカトラリー(16g)ももういらないんでは・・・?あ、でも鍋つかみがいるか。

2. ピッケルの軽量化

当初はMIZOチタンスコップ+CAMP Corsaという編成だったんですけど、スコップはより軽量なSNOW CLAWに変えてしまったこともあり、ピッケルをCorsaにしておく意味もあまりなくなってきました。となるとやはりあれしかないでしょう。

ULA Helix Potty Trowel 55cm 142g

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ピッケルの用途としては、主には急斜面の登攀時に柄をつきさして這い上がるのと、滑落防止、滑って降りるときのブレーキとしてです。氷壁に刃を突き刺してガシガシよじ登ったり支点にしてロープで全体重かけてぶら下がったりとかそういうことはスキル的にもないわけで、それなりの耐久性で十分なわけです。

これで68gの軽量化!

3. サーモスの軽量化

やはりこれですか?チタンサーモス旧モデル(230g)をゲットせねばならぬのですか?ヤフオクで出物はありますかね?

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これで54gの軽量化!

これだけやれば合計500gは落とせて、ベースウェイト6.7kgに突入であります。でもまずは投資対効果の高いJetBoilのリストラが最優先ですね。

そういえば”UL”を名乗れるのは4.5kg以下でしたっけ?それって根本的にムリな気がしますが。うーん、あとは幕体とかシュラフとかの再考をせねばなりませんが、その予算は果たしてあるのでしょうか?というより自宅のギアの置き場所に困り果ててきたのでそこをまずは何とかせねば。

他の方々が冬山でどれくらいの重量を担いでいるのか、3シーズンと比べて情報があまりないのが辛いところ。いったいどこまで削ればいいのか、これぞスタンダード!みたいなのがあればいいんですけどね。

他に何か削れるものありますかね?

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結果を求めるということ:再び鳳凰三山

ここ最近の世の中の風潮として、あらゆる物事において安易に結果を求めるという傾向がなきにしもあらずではないかと危惧します。

いわゆる結果重視の風潮がもたらすデメリットとしてはまず第一に、株価重視の米国企業のように短期的な結果のみに執着して近視眼に陥り、中長期的な成果への取り組みがおろそかになることがあげられるます。

さらには結果ばかりに偏るとプロセスへの評価が行われなくなり、学習や成長、努力という行為が軽視されてしまいます。そもそもあらゆる物事は不確実性のリスクから逃れられようもなく、結果などというものは環境にも左右されるし自助努力だけでなんとかできるものでもない時の運なのであって、やはりプロセスの正しさ如何を評価しないと社会全体が停滞してしまうのです。

そして組織・社会において結果をベースに人を評価しようなどとしても、多くの人がそれぞれ関わって生み出した成果の要因を正しく因数分解して個々人に還元することは究極的には不可能なわけで、結局は器用に立ち回った人や声の大きい人が過大に評価される不公平な配分になり、システム全体は崩壊してしまうでしょう。

そもそも私たちの人生には”最終的に得られる結果”などというものはなく、生きるということは果てなきプロセスの連なりそのものなのであります。

そのようなことを前提として、以下をお読みいただければと思います。

再び鳳凰三山行ってきました。前回の反省を踏まえて虎の子の有給を取得し、土日月の三連休のスケジュールを組んで万全の体制で挑むことに。

金曜日の夜に出立するも終電で甲府駅までしか到達できず。駅前の東横インに宿泊。翌朝、寝坊して7:20発の電車に乗り穴山へ向かう。

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いまや主力艦となったエクソス58。見た目はかなり重そうですが、メインストレージの容積の8割方はコンプレッションしていないシュラフが占めているのでけっこう軽いです。

そして前回Foxtailが紛失という憂き目に会い、新たに英国からはるばる調達したストック、Pacerpoles。ちょうど出発当日に届きました。この子のレビューはいずれまた。

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穴山駅からタクシーに乗って5000円ちょっと。結局、御座石鉱泉の登山口は9:00AM発。前回より1時間遅れだ。やる気あるんか?

御座石のおばちゃんによると7:00AMに2人のパーティーが先行しているとのこと。トレースがあるのはうれしいような悲しいような。やっぱり無垢な純白は自分の手で汚したいじゃないですか?(笑)

二週間前と比べて1400mまでは雪もかなり少なくなっている。下界も見下ろしてみるとまったく雪がない。気温も前回は-20℃まで下がったが今回は0℃付近だ。春の到来を実感。これが今シーズン最後の冬山だろうな。

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どうにも寝起きが悪かったのか体が調子良く動かない。ついに道ばたでばったりと倒れ込んで熟睡すること2時間のタイムロス。本当にやる気あるのか?その後なんとか回復し急坂を登りきって、17:00前に2100m地点の燕頭山に到達する。計3時間分のタイムロスを考えるとペースは前回とあまり変わらない。

山頂でふと見やると外張かぶせたアライテントが目に入る。先行パーティーは本格派の山屋さんだろうか頼もしい。僕のような洋物テント使いのミーハーとはわけが違いますよウフフなんて思っていると中から麗しき山マダムが顔を出してきて挨拶。年配だがとっても美人さんだ。

「あらこんにちわ、下は何時に出てきたの?」「御座石出たのは9時頃です」「すご〜い、早いわねぇ〜」

えっ!なに!?早い・・・!?ぼ、僕は早かったのか・・・!?いつのまにか自分でも知らないうちにものすごいパワーを身につけていたかっ!?これでも途中2時間熟睡してるしコースタイムからしたらほとんど話にならない時間かけてるんですけど?なにかの聞き違いか?これが山屋流の社交辞令なんだろうか?いやそれとも子供をあやす口ぶりに聞こえないこともないぞ?などと深読み&かなり困惑しつつ、ここで一緒にビバークしていけばと誘われたが、もう少し距離を稼ごうと先に進む事にする。

18:00頃に燕頭山の次のピークで停泊。前回到達地点には遥か及ばず、ダメだなぁ。翌日早起きしてリカバリーしようと意を決する。

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スーパーで見かけて美味そうだなぁと思って買ってきたベーコン170g。あぁムダな食料を持ってきてしまった。生ではイマイチ塩味が足りない気がするけど、焼くとジューシーでそこそこ美味い。しかし焼くのがメンドクサイ。。。

テントは結露しなかった。今シーズンの結露率は結局50:50だ。Blackdiamond OneShotのEPIC素材が特に結露に弱いということでもないことが分かった。

翌朝、6:20起床、7:00出発。下界は雲海に包まれている。なかなかグッドなコンディションだ。

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しかし雪が深い。2000mを越えてからぐっと積雪量が増えた。2週間前よりも確実に増えている。

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スノーシューを履いても太腿まで潜ります。どこまで潜っても締まった層がなく、泥沼か砂地獄のように潜る潜る。

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絶望のラッセル行軍。行けども行けども進みは遅く、せめて9:30には鳳凰小屋に到達したかったのだが、前回到達地点にもなかなかたどり着けず。

このままではこの日のうちに稜線に上がることは厳しく、鳳凰小屋あたりでもう一泊のビバークを余儀なくされるわけで、せっかく有給とって追加した1日分のスケジュールがまったく意味のないものになってしまう。ということで鮮やかに撤退を決定。決断早っ!

さっさと撤収を決めて後退してると、先日の燕頭山で会ったご夫婦が登ってくるではないか。あぁ年季の入ったライペンのザックが頼もしい!一人はアイゼンのみだがもう一人がワカン装備。誘われるがままに共同戦線を張ることになって再度道を戻る。

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やはり僕が若いし、スノーシューなので先頭を買って出る。がんばればさらさらパウダーの急坂も登れないことはないんだがかなり難儀して息が切れる。

しかしパーティーというのは不思議だ。がんばったところで稜線にはもうあがれないことは分かっているのに、なぜか進めるところまで進もうという気になる。これがパーティーの魔力なのか!?不条理極まりないが、誰かと一緒にいることが前に進もうというエネルギーになることは確かだ。うーむ興味深い。

しかししばらく進んだところで後方からギブアップ宣言が入る。ラッセルの後ろからでもアイゼンのご主人がついてこれず頻繁に胸までずっぽり沈んでしまう。ワカンの奥様も急登が厳しそうだ。ライペンザックのベテランですら諦めてしまうなら、私ごときミーハービギナーが諦めてなにを責められよう!ということで再び堂々と撤退を決定。月曜は仕事に行こう。

尾根上でもう一泊するというお二人と別れ先に下山することに。

恨めしく見上げる地蔵岳。あの向こうの稜線に立って南アルプスの深奥を眺めたかったのだが。。。

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あの鋭いエベレストみたいな山は甲斐駒ヶ岳というやつだろうか?いかにも羽生丈二が取り付いてそうですよ。「想え!」

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12:00に降りはじめて16:00過ぎに御座石着。お風呂に入れてもらい、車で駅まで送ってもらう。

そうそう、この子についても今シーズン中にレビューしとかないとね。

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甲府のとりもつにハマってしまいました。うまし!

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えぇ、見事に連敗です。惨敗であります。でも大切なのは結果じゃないんです。ムキーッ!

3Mフィルターマスク

防臭・防塵機能のついたマスク。ハンズでうろうろしてたときに発見して買ってきましたよ。

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何を隠そうこの私、関東八州連合初代総長・・・ではなくてですね、えっと、テントの結露対策として呼気を吸湿してくれないかと企んでたりします。

まぁどこまで吸湿素材として機能するかは未知なところですが、それだけじゃなくて寒いとよくシュラフの中にもぐってしまって結露させてしまうので、ちゃんと口を出しとくためにもこれをつけてると寒くなくていいかなと。

立体形状なのでマスクと口の間に空間ができるのでそこに呼気が溜まって温かいんですよ。鼻周りに金属が入っているのがポイントで淵から空気がもれることもありません。息苦しさを感じることもないです。

あと、寝てる間に雪崩が起きてもエアポケットを確保できますよ。アバラングを口に加えたまま眠るのは難しいでしょうからねw。走馬灯くらいはちゃんと最後まで見終ってからあの世に行けるかもしれません。というかむしろ行動中もこれをつけてた方がいいんじゃないかと。よく雪崩に巻き込まれたら必死に泳げとか言いますけど、でも両手でエアポケットも確保しろとかも言いますしどっちやねん!とつっこみたくなりますからね。これつけてればあとは泳ぐ事に専念できますよ。いや、やっぱ雪で押しつぶされるかなぁ?

フィルター交換式の毒ガス用マスクみたいなのもありましたけどね、そいつに洗濯ホースをつなげてテントの外に呼気を排出しようかなとか妄想してみたり。。。

まぁ、まずは効果のほどを試してみますよ。マスク表面で結露して通気性なくなったりしないかなぁ。

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Forty Below Light Energy Overboots

今シーズンの足回りのレビューがまだだった。最近流行りの冬期ランニングシューズシステム。ここのマネっこ。

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左から順に、

– ソックス内: Injinji クールマックス五本指ソックス

– ソックス中: ROCKY ゴアソックス

– ソックス外: がまかつポーラーテック200ソックス

– シューズ: VASQUE イーサーTECH SS (片足340g)

– インソール: Superfeet RedHot

– シューズカバー: Montbell サイクルフットウォーマー (片足63g)

– オーバーシューズ: Forty Below Light Energy Overboots (片足213g)

その上に、こいつらを履いて歩きます。

– アイゼン: Kahtoola KTS Aluminium (片足 270g)

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– スノーシュー: MSR Lightning Ascent 22 Women’s (片足 737g)

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靴下はなんと三層(!)である。ポイントは中間のゴアソックスでこいつで足の蒸れを封じ込めることで外側のフリース層の保温性を低下させないようにする。そうすると内側が蒸れ蒸れになるんじゃないかと心配ではあったが、クールマックスの吸湿レイヤーを入れておくことで十分さらさらな状態を保ってくれた。

ちなみに今回保温層にウールではなくフリースを使ったのは、保温層を濡らさず、濡れても速乾させるため。ウールはひとたび蒸れると保水したうえで凍結するのが怖かったからだ。

予備ソックスはインナーのInjinjiだけを持っていったため荷物の重量も節約できるという効果も得られた。アウターソックスは基本的に蒸れから守られるし万一濡れても速乾するわけなので交換が不要という理屈。厚手のソックスを予備で何枚も持っていくとかさ張るしやっぱり重いわけですし。

シューズはイーサーTECHのソフトシェル版。イーサーTECHはBOAダイヤルをぐりぐり回すだけでヒモを締められるので冬用の厚手グローブをしていても操作が楽なのがよい。メッシュ版はどうも雪が入り込んで凍り付いてしまわないか心配だったので新発売のこのソフトシェルモデルを選択。通気性はよく雨雪もそれなりにはじいてくれることを期待する(とはいえ防水レイヤーで包み込むのだが)。3層靴下に対応させるためにかなり大きめのサイズを選択。本来は米国サイズで9.0なんだけどこいつはなんと10.5!大きめサイズのシューズで足指周りの空間を広くとると、結果として蒸れにくくなるような気がする。冬場はぎゅーぎゅーの靴は危険なのだ。

インソールにSuperfeetのRedHotを入れておくことで足裏の保温性を確保する。こいつはかなり暖かいですよ!

さらに保温層を補強するためにMontbellのサイクルフットウォーマーを投入。こいつはネオプレン製でつま先から足の甲までを覆って足首をぐるっと回してフィットするタイプ。

そして一番外側がForty Below Light Energy Overboots。防水レイヤーとして足全体を包みこむ。このオーバーシューズが外側からの濡れを、そしてゴアソックスが内側の蒸れを防ぎ、この二つの防水レイヤーでサンドイッチにすることによって保温層とシューズを濡れ・凍結から守るという原理だ。

べりべりっとベルクロを足下まで開いてアクセスする。高さは膝下まであるしドローコードで締められるのでゲーターがいらない。

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足首から下の素材はネオプレンなので保温性もある。しかもなにやら素材表面に起伏がつけられていて、アイゼンのベルトを締めるときなんかに滑らないようになっている。

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ゲーター部分は、伸縮性のある素材が使われていて履きやすい。

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足裏の素材はこんな感じ。薄手のゴム製で突起がつけられている。

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写真がぼけてしまって分かりにくいが、さっそくかかとに穴を空けてしまった。軽いのはいいんだけれども耐久性に難ありだ。補修しつつ使っていくことになりそうだ。

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で、総論として今回の足回りのシステムはおおむね成功。狙いとしていた完璧な保温性・防水性・蒸れと凍結の防止・軽さ・足首フリーな軽快性については十分な効果が得られた。冬期の森林限界上の2500m以上でも特に問題は感じられなかった。昨年はミドルカットのゴアトレッキングシューズを使っていて、つま先が冷たくなってきたり凍り付いてガチガチになったりしたのだけれど、そういうたぐいの問題は皆無だ。絶対の信頼性!ローカットなのでやや足首に疲れが出やすい気はするが、でも気のせいかもしれないという程度。

脱ぐときもオーバーシューズから一枚ずつ全部ひっぺがしていく必要はなく、ベルクロを開いてイーサーTECHのBOAダイアルをぐりっと引っ張って緩ませばまるごと脱げるので着脱も素早く簡単。

問題はやはりオーバーシューズの耐久性だ。基本的にアイゼンかスノーシューをつけて歩くわけだけれども、やはり薄っぺらい生地なのでどうしても摩耗してしまうみたいだ。とはいえオーバーシューズのソールをがっしりしたものにすると重くなるし、だったらオーバーシューズではなくて最初から防水保温性のあるゴアトレッキングシューズにしとけばいいんじゃないのという気もしてくる。ちょっとしばらくは補修しながら恐る恐る使ってみようかと思っている。

吸湿シートをテントに張る

ハンズで見つけてきた吸湿シートをテントのちょうど頭上の位置に貼り付けて、パラパラと結露の雨が降ってくるのを防いでくれないかと期待してみる。本来は窓に張って使うものらしい。

この写真だとよくわからないが。

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こんな感じのもの。

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微妙に粘着性があってペトっと引っ付いてくれるし、簡単にはがせる。

さて、どれだけ期待できるのでしょうか???

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結露対策のアイデア

この冬はどうも結露に悩まされている。昨シーズンは冬でも結露するのは3回に1回くらいのペースだったけど、今シーズンはほぼ100%結露している。まぁテントの壁が濡れるくらいはどうでもいいのだが、問題はようするにシュラフが濡れること。原因は二つ、テントの壁が結露して頭上から雨がぱらぱらと降ってきてシュラフが濡れるパターンと、そもそもシュラフの開口部やファスナー周りに湿気が結露して濡れてしまうというパターンと。

対策としてはシュラフカバーをつけるのが一般的みたいなのだけれど、でもそれってシュラフとカバーの間で結露が激しくなって逆効果という意見もある。朝起きてからシュラフを乾かそうにもすぐ行動したいわけで時間ないし日が昇るのは遅いししかもどうせ乾かしてる間に凍り付いてしまいそうだし。

というわけで前回のトレイルから帰ってからというもの、この結露問題をどうしたものかと考えあぐねていたのだけれど、ふと今シーズンの足周りのシステムがヒントになるんじゃないかと思いついたのでアイデアをメモしておく。

今回の足回りは、インナーソックスにInjinjiのクールマックス5本指ソックスをはいて吸湿層とし、その上に防水ゴアソックスを履いて、さらにその上からフリースソックスを履いた。シューズはVasqueのaetherTech SSという通気性のあるソフトシェルランニングシューズを履いて、それをネオプレンの防水性オーバーシューズで覆ったのだった。

ようするに、保温を司るフリースソックスと通気性のよいシューズを、二つの防水壁で覆って、内の蒸れからも外の濡れからも守るようにサンドイッチ状にしたということだ。そしてゴアソックスの内側の蒸れを緩和するために吸湿性のあるインナーソックスを履いて可能な限り保水してもらうと。

このシステムで保温性も防水性も完璧で、フリース層やシューズが濡れる気配はまったくなかったし、一番内側が蒸れ蒸れになるということもなかった。オーバーシューズの耐久性の問題はあったが、それについては後日。

で、これと同じ発想でシュラフの結露防止ができないだろうかと。

まずスリーピングシステムの一番内側にシルクのライナーを入れて吸湿保水層とする。さらにその上をVBライナーなんかで覆って防水層にし、身体から発する水分をダイレクトに外へ持ち出さないように閉じ込める。その上からダウンシュラフを被って、一番外側にシュラフカバーを装着する。そうすると、水気に弱いダウンシュラフを二枚の防水層で覆うことで内側の身体から発する不感蒸泄の水分からも外側のテント壁の結露の雨からも完全防護できるし、さらには一番内側の層が蒸れ蒸れにならないようにシルクライナーがある程度水分を吸収してくれると。

VBは似たような発想だと思うけれども、あちらはがんがん蒸らしてなんぼだし、保温性向上を目指したシステムなわけで目的も違いそうだ。こちらはとにかくシュラフを濡らしたくないだけなのだ。

こういうシステムを試みた人はいないのだろうか。やはり自分で人柱ですかね。。。しかも結構な装備追加になってしまうなぁ。

白馬敗退

20日から白馬に行ってきました。この日のためにせっかくGoLite JAM2を用意したのに、キャパシティを越えるかなりの大荷物になってしまった。おそらく水・食料含めたパッキングウェイトで12kg程度 + 板が2.8kg。

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今回の検証課題はいくつかあったのですけどその一つがこれ、スキーベンチャー

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オプションのソフトブーツアダプタを装着することでトレッキングシューズでも使える(というふれこみの)ショートスキー。ビンディングも前後にスライドできて、登攀モードや平地歩行モードではかかとがあがるようになっている。シールを貼ったり専用アイゼンを装着したりすることで歩行性を高めることができる。

最初はスノーシューを選んでいたのだけれども、何を血迷ったかスキーベンチャーを選択してしまった。下山時に滑走ができれば、行動範囲を大きく拡げられるんじゃないかという思惑もありつつも、ソフトブーツアダプタでは到底滑走なんかできやしないというブログ界隈でのレビューや店員さんのアドバイスも振り切りとにかく試してみることにした(が、これは結局失敗)。

しかもスキー歴は幼少期に2回ほどしかない、ということで初日は栂池高原のゲレンデにてスキーの練習。

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なんとか昔の勘をとりもどそうと試みるも、スキーベンチャーのソフトブーツアダプタでは足首の固定がイマイチでまともに滑走ができない。樹脂製の足首サポータをぐりぐりと巻き込んで補強してがっちり固めたのである程度いけるかと思ったがやはり気休めだったか。初級者コースでシールを貼ってゆるゆると降りてみるとちょうどいいくらい。この見事な体たらくっぷりではバックカントリーでは使うにはやはりハードブーツが必要だと判断せざるをえませんでした、ハイ。

↓こいつらで足をぐりぐりに固めてみた。最初はいけそうかな?と思ったのだが。。。

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そんなこんなもありつつ、まぁ滑走に限界はあってもとりあえず登攀には使えるだろうということで気をとりなおして、翌日いよいよフィールドへ出発。スキーの装着やらなんやらでいろいろ手間取って時間をロス。

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スキーベンチャーでの平地歩行と登攀はとても楽だ。滑走さえしなければそれなりに使えるのだが、急斜面ではやはりずりずりと滑り落ちるわシール張り替えたりアイゼンつけたりで手間取るやらでなんともストレスだ。しかもバランスを崩すとすぐにステンと転げてしまって起き上がるのもまた一苦労で、結局ストックを一本折ってしまった。

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Foxtailのこんな無惨な姿。今までひん曲げたことは3回あるが、ポッキリ折れたのはこれがはじめてだ。限界を知れたということで収穫にしておこう。

結局めんどうになって、天狗ノ原へ抜ける急斜面の手前の木の枝にスキーをぶら下げてデポして、アイゼンを履いて深雪をキックステップで登っていく。しんどい。

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アイゼンはKahtoola KTS Aluminum。こいつもデビュー戦だがやはり軽い。着用していることを忘れるほど。

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登りきったところですでに15:00のため幕営準備。BlackDiamond OneShotを張る。

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JetBoilハンギングキットで吊ってテント内で煮炊きする。テントも雪の重みでひしゃげてしまってる。

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食事をとってから小一時間ほど眠って起きてみるとテント内が思いっきり結露しているので窓を全開にする。パラパラと小雨が降ったかのように水滴が落ちてきてシュラフも濡れる。やはり煮炊きの後はしばらく換気しとかないとね。

しかし今回は新しいシュラフの威力もあってとても温かく眠れた。冬山で快眠できたのは始めてだ。

翌朝、テントを撤収して出発するも、新雪が降り積もりふかふかの状態。何度もずぼっと胸まで落ちた。スキーをデポするんじゃなかったと後悔。風も出てきて視界もなくなり方向感覚が怪しくなってくる。復路のめんどくささを考えここで撤収を決定。目標の森林限界にも達せず見事に敗退。消化不良の山行になった。。。

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装備
ザック: GoLite JAM2 + Montbell ギアホルダー + Granite Gear Pack Pocket
サブバック: UrbanTool Hip Holster
テント: BlackDiamond OneShot + Fibraplex Carbon Tent Pole
シュラフ: GoLite Adrenaline 0°
スリーピングマット: Montbell コンフォートシステムパッド90 + リフレクティクス + Montbell コンフォートシステムピロー
ストーブ: JetBoil SnowPeak極マグバージョン + ハンギングキット
水筒: 無印サーモス + Hydrapack 2.0L & ホースキット + Platypus 2.5L
アンダー(上): finetrack フラッドラッシュスキンメッシュ半袖 + MH Tシャツ + MIZUNO ブレスサーモ長袖
アンダー(下): Exofficio ブリーフ + SKINS トラベル&リカバリー + MIZUNO ブレスサーモタイツ
ミドル(上): Montane Female Liberty Jacket
ミドル(下): Patagonia R1 Pants
アウター(上): finetrack ブリーズラップJKT + Patagonia レインシャドーJKT(予備)
アウター(下): Patagonia アルパインガイドパンツ
ソックス: INJINJI クールマックス + ROCKYゴアソックス + がまかつフリースソックス
足回り: VASQUE Aether Tech SS + Montbell サイクルフットウォーマー + FortyBelow Light Energy Overboots TR
グローブ: Seirus エクストリームオールウェザーグローブ
頭周り: OR Ninjaclava + シェルパビーニー
サポートギア: CAMP Corsa(ピッケル) + Kahtoola KTS Aluminum(アイゼン) + ULバランサーFoxtail(ストック) + MIZOスコップ + STC スキーベンチャー
サングラス: Adidas エレベーションクライマクール
GPS + カメラ: iPhone 3G + eneloop mobilebooster + FILCO PowerBank Slim 2.0
ライト: Petzl e+lite
マルチツール: Leatherman squirt P4
その他: 着替え、予備、水、食料など

※ギア系のレビューはまた後日。