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雪中暖眠

昨年はじめた冬山での一番の反省点は、夜眠るときにとにかく寒い!ということ。日も没して雪の降りしきる暗闇のなかでありったけの服を着込んでシュラフを被りじわじわと突き刺すような寒さに耐えながらただひたすら朝が来るのを待ちわびるのは本当に心細く底深い孤独を感じるひととき(それがまたよかったりするのだがw)。

というわけで今季は、とにかく第一のテーマとして暖眠することを掲げていろいろと準備をしてきた。

寒さ対策のコンセプトとしては、「保温」「断熱」「補熱」「血行促進」「利尿防止」の五つを念頭においた。

(1) 保温

まずはやはりシュラフの強化、ということで購入したのがGoLite Adrenaline 0°。昨年使用のU.L.SSダウンハガー#1と比べてもダウン量は300g以上増えたことになる。こいつは頼もしい。

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それに加えて、PatagoniaのダウンセーターとTNFのテントシューズを着込むことで保温を調節する。

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交感神経があることから特に寒さに弱いという首周り対策にバラクラバも調達。ORのNINJACLAVA

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履いたまま眠ったROCKYゴアソックスはVapor Barrier効果もあったかもしれない。

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(2) 断熱

断熱と言えばスリーピングマット周り。ここはモンベルの定番ULコンフォートシステムパッド90に加えて、宇宙航空断熱素材というふれこみのリフレクティクスを半身用に切って投入した。こいつはただの銀マットではないらしく、そもそも熱の伝達形態には「伝導」「対流」「輻射」の3つがあるらしくって、スリーピングパッド本来の目的は背中に接している地面からの熱伝導を防ぐための”断熱”効果なのだが、リフレクティクスはそれに加えて体から発せられる赤外線(輻射熱)を跳ね返すという、いわゆる”遮熱”効果が得られる(らしい)のだ。

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(3) 補熱

身体の基礎代謝による発熱量だけでは足りない場合もありうるかもしれないのでカイロを用意。これはKAWASAKIポケットウォーマーを選定。Zippoとかハクキンと比べても小型軽量の26g!しかしオイルを含めるとけっこうかさばってしまうのが難点だな。特に寒さに弱いという背中に挟んでおくことを想定した。

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(4) 血行促進

寒さに打ち勝つには血行促進を図るべし、ということでSKINSのトラベル&リカバリーを用意。これは体幹から末端に向かってだんだん着圧を緩めるような設計になっているタイツで、血行を増進して疲労回復もできるという優れもの。エコノミー症候群対策としても使われるらしい。一般的なサポートタイツみたいに膝周りのサポート機能はぜんぜんないが、逆に下半身全体のリラックス効果が得られる。今まではずっとワコールCW-Xを使っていたのだけれど、結局冬山だと着替えるのとかもめんどうでつけっぱなしで眠ることが多かったわけで、CW-Xは締め付けが強くてリラックスが得られない気がしていた。同じくSKINSの冬期モデルであるスノーでもよかったかもしれないが、とにかく一番対策が必要なのは就寝時の血行促進とリラックス効果なので、トラベル&リカバリーをチョイス。

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さらに血行にとって一番よくないのは何よりも喫煙だ。しかも1本吸うだけで10kカロリーも消費してしまうという。生来のヘビースモーカーである僕に取って禁煙は本当に地獄の苦しみなのだが、ここは背に腹をかえられないというやつで禁煙グッズを用意。ニセモノの煙もでるというTOKYO SMOKERをスパスパやることで気を紛らわせることにした。USBで充電できるのでiPhone用の追加バッテリーとも共用できるのがうれしい。

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(5) 利尿防止

夜間の水分排出も控えるほうが体温を保存できるだろうということで、利尿作用のあるアルコールとカフェインを控える。とはいえ嗜好品が何もないのも辛いので、特製のノンカフェイン紅茶を用意。※しかし高山病にもなりそうな場所では逆に利尿は促進したほうがよいらしい。

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以上の対策プランをもって挑んだ昨日の白馬での検証結果ですが、結局、ダウンセーターを着込むこともなく、カイロを発火させることもなく、これがもう暖かくて暖かくて泣けてきてしまいました。あぁ冬山でこんなに快適に眠れるものだったのか!と(逆にものたりなさ感もありつつ)。
で、どれが一番効いたのか、実はまったく分からないw。就寝中にトイレに行くことは1回もなかった(昨年は必ず二度はトイレに出ていた)。やはりスリーピングパッドとシュラフが効いたのか?いやでもやはり禁煙じゃないかしらと思ったりもする。次回はタバコ吸ってみようかしら。

これからの厳冬期にもっと高度もあげて気温が下がっても快適かどうか、追加検証も必要だな。

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冬山仕様の特製チャイ

深々と冷える吹雪の夜、森林限界上でのビバーク、テントの中でシュラフにくるまって凍えながら眠っているときに催してきて目が覚め、しばし考える。もし外へ出るとテント内やシュラフにわずかに溜め込んだ暖気を解き放ってしまう。かといってがまんするのも限界がある。まさに地獄の苦しみ。このときばかりは神を呪う。そしていよいよ限界に達し、えいやっと外へ出て用を足すのであるが、尿と一緒に体温と水分を放出してしまうのも保温上は大きなロスになってしまっていると思う。

トイレに行く回数を減らしたいのなら、利尿作用のあるカフェインやアルコールを控えたほうがよいらしいのだが、しかし嗜好品がないのもつらい。お酒もコーヒーも飲まずにただじっと朝が来るまで待つなんてそれも耐えられない。

ということでノンカフェインの粉末ミルクティーを自作することにした。

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そう、アウトドアで使うには粉末でなければならないという縛りもあるのだ。ティーバックとか茶葉とかはゴミが出るからめんどうだし、液状だと重いしザックの中でこぼれるとやっかいだ。

しかし粉末状でノンカフェインの紅茶というのは市場には存在しないようだ。代わりにルイボス茶の粉末を入手してこれで代替した。ルイボスというのは、南アフリカの一部でしか自生しないなにかの植物らしい。もともとカフェインがない健康飲料だとかで同じく利尿効果のあるタンニン成分も相当少ないらしい。こいつをクリープといっしょに混ぜてミルクティーにすることにする。

甘みは黒糖とはちみつで、これも粉末タイプを用意。

さらにガラムマサラとジンジャーを加えチャイ風にしたてて血行促進を図る。FAUCHOのガラムマサラは、赤唐辛子に胡椒、コリアンダー、カルダモン、クミン、クローブ、シナモンが入っている。血行促進的にも味覚風味を楽しませる上でもなかなかいいじゃないか。

これらを適当な配分で容器にいれてわさわさと振ってまぜる。混ぜ合わさった粉末をカップに入れて、お湯を注いでできあがり。

飲んでみると、、、見事ミルクティーだ。かつてインドの路頭で飲んだあのチャイの味!にはミルクの風味が足りないが、マサラとジンジャーの味がいい具合に効いてくる。ルイボスはちゃんと茶の味がしている。素晴らしい!黒糖とはちみつの風味は、正直ふつうの砂糖でもいいかなという程度。もう少し多めに入れるか?

命名「ノンカフェイン黒糖はちみつマサラジンジャールイボスパウダーミルクティー」(長っ!)

改め「ぬくぬく・チャイ」

正確な調合をレシピ化したいところですが、性格が大雑把なものでして、すみませぬ。

※ ジンジャーやクミン、カルダモンにも利尿効果あるんじゃないかという情報もあったりして錯綜している。抜くなら抜くで、おいおい検証しないとね。でもそうするとガラムマサラの残りの素材を別々に用意しないといけなくなるな。血行促進には唐辛子があればいいだろう。

※ 塩を加えるとどうだろうか。ポカリスエットのように体への浸透性が高まって塩分補給にもなったりとか。いやいっそポカリスエットの粉末を、、、なんて。

※ 粉末練乳とか売ってないかな?あと脂質も欲しい。ココアパウダーか?でもそれじゃ別の飲み物だ。。

※ アミノ酸とかサプリ系をわんさか入れてみたり。。。