100g以下のスリーピングマットに関する考察
厚さ1cmで重量わずか96gというUber Microを探しているのだけれど海外含めてどこにも見当たらず、もう入手は不可能そうだ。
というので、100gクラスでコンパクトに収納できる夏期用スリーピングマットの自作を考えているんだけれども、マットの素材になりそうなものはいくつかある。
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1. ウレタン
主に空気注入型のマットの中身に使われているのがウレタンだそうだ。住宅用の断熱材としても高い性能を誇るらしいが、スリーピングマットとして単独で使うといかんせん体が沈みこむくらい硬度が低い。それはそれで寝心地がいいんだけれども、断熱性は厚さに比例して下がってしまうので、やはりエアなどで硬度を補強してやる必要がある。
2. EVA
ウレタンと比べてとっても硬く、寝そべっても体がほとんど沈み込まない。耐衝撃・耐久性も高い。Therm-a-restのz-liteやリッジレストで使われていることで知られる。沈み込まないということは厚さを保てる、すなわち断熱性を維持できるというのが特徴か。とはいえ真っ平らなEVAの上で寝ると寝心地はあまりよくなさそう。なのでz-liteなんかはデコボコに作られているのだと思われる。ちなみにUber MicroもEVAらしいが真っ平らだ。やはり寝心地はよくないのだろうか・・・?
あまり住宅用の断熱材として使われることはないみたいなので、ウレタンと比べて断熱性能がどうなのかは分からないが、やはり一番重要なのは素材自体の断熱性能ではなく、”厚さ”を維持できるかどうかなのだと思われる。とはいえ伸縮しないということはそれだけ嵩張るということでもある。
3. スタイロフォーム
ウレタンに勝るとも劣らぬ断熱性を誇るらしく、硬度もそこそこ高い。が、耐久性はあまり高くなくビリッと裂けてしまいそうでもある。形状や構造によっては使い手があるかもしれない。
4. アストロフォイル/リフレクティクス
アルミの層で空気のプチプチシートを挟んだ遮熱材。断熱とは原理が異なるので単純な性能比較はできないようだが、意外と使える素材なのかもしれない。
5. ダウン/その他のインサレーション
軽量かつコンパクトに収納できる。ウレタンなどと比べて断熱性はどうなのだろうか?とはいえ最大の問題はいかに”厚さ”を維持するかなので、自立するにはやはり空気の助けを必要とする。
6. 空気
現地調達が可能なので最も軽くコンパクト(笑)。ただし断熱性は最も低い。穴があくと修復が困難。
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スリーピングマットに求められる性能は、寝心地、断熱性、重量、コンパクトさ、耐久性の5つだろう。これらをいかに高い次元で融合するか、難しいところ。
いっそのこと、EVAを棒状に切断したものを等間隔で並べてしまうのはどうか?そしてその上に手持ちのインナーダウンなどを敷いて断熱性を補う。等間隔に空間があるから、インサーレーションが圧縮されずに断熱性を活かせる(かもしれない)。シュラフの背面のインサレーションを活かすということもできるだろう。
寝心地がよく、かつ断熱性も保てるように、間隔と高さを最適化する必要がある。
Uber Microと同じ40cmx80cmのサイズとして、素材は同じEVA。高さを1.5cmに増量して面積が半分になるとすると、72gで実現できる計算。EVAの棒同士はガイラインかなにかで結ぶとしてその重量も若干加わる。四隅をペグダウンしてもいいかもしれない。収納もそれなりにコンパクトになるかな?トレランザックに収納できるくらいにしたい。さてハンズに行きますか。
あ、特許とらなきゃ。ブログで公開してる場合じゃない!?
冬山ハイク装備の軽量化
豚だか鳥だか知りませんが風邪をひいてお外に出られず、あれやこれやの検証もできないの今日この頃。もう6月ですね。6月と言えばあれです、あと半年で冬山シーズンですよ!さぁいよいよですね〜。
冬山反省会ではあまり個人的に反省するところがなかったwのですが、前回2シーズン目のテーマは”装備の軽量化”、”暖かく眠る”、”身軽で快適安全な足回り”の三つでした。まぁそれなりにクリアできたかなというところ。ベースウェイトは最終的に7.2kgに抑え込みつつ、シュラフとマット、防寒具のスペック向上によりほかほか暖かく眠ることができるようになりました。まぁ初年度は厳冬期の2000mクラスでUber Liteで寝てたというのがアレなんですが。
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●2008年度 冬山ハイク装備一覧 (水・食糧・燃料・身につけるものを除いたベースウェイト、※スノーシュー、ストック等は身につけるものとして除外)
(あ、絶対に金額は計算しないでください!)
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来シーズンに向けての課題を何にするか、安全面とか行動面とかいろいろ考えとしてはあるんですがまだ決められず、とはいえ実はもうすこしでアンダー7.0kgなんです。いやー数字の魔力って恐ろしいですね。桁があると越えたくなるのは人類の性であります。やはり”さらなる軽量化”による装備の完成は目指さねばならぬところでありましょう。
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1. JetBoilのリストラ
いまとなってはJetBoilの重さは正直堪えます!これを省くだけでアンダー7.0kgに突入できるわけですし、正直もう冬山で調理とかめんどくさくてやってられなくなってきてパンとかカロリーメイトしか食べなくなってきましたし、雪を溶かすためだけにこれだけの重さを担ぐのは厳しいところです。途中で水が得られれば一度も使うことなく降りてくることもしばしば。軽量級の鍋とストーブに切り替えればそれでokな気がしてます。さよならJetBoil!
FireLite SUL-900 Titanium Cookpot 79g (三鷹の店でおいてくれるといいんですけどね)
PRIMUS P-113 ナノストーブ 51g (冬山でどこまで使えるのか、”検証”という名のもとにゲットしますか?)
ハンギングキットと合わせて402gの軽量化!さらにはカトラリー(16g)ももういらないんでは・・・?あ、でも鍋つかみがいるか。
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2. ピッケルの軽量化
当初はMIZOチタンスコップ+CAMP Corsaという編成だったんですけど、スコップはより軽量なSNOW CLAWに変えてしまったこともあり、ピッケルをCorsaにしておく意味もあまりなくなってきました。となるとやはりあれしかないでしょう。
ULA Helix Potty Trowel 55cm 142g
ピッケルの用途としては、主には急斜面の登攀時に柄をつきさして這い上がるのと、滑落防止、滑って降りるときのブレーキとしてです。氷壁に刃を突き刺してガシガシよじ登ったり支点にしてロープで全体重かけてぶら下がったりとかそういうことはスキル的にもないわけで、それなりの耐久性で十分なわけです。
これで68gの軽量化!
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3. サーモスの軽量化
やはりこれですか?チタンサーモス旧モデル(230g)をゲットせねばならぬのですか?ヤフオクで出物はありますかね?
これで54gの軽量化!
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これだけやれば合計500gは落とせて、ベースウェイト6.7kgに突入であります。でもまずは投資対効果の高いJetBoilのリストラが最優先ですね。
そういえば”UL”を名乗れるのは4.5kg以下でしたっけ?それって根本的にムリな気がしますが。うーん、あとは幕体とかシュラフとかの再考をせねばなりませんが、その予算は果たしてあるのでしょうか?というより自宅のギアの置き場所に困り果ててきたのでそこをまずは何とかせねば。
他の方々が冬山でどれくらいの重量を担いでいるのか、3シーズンと比べて情報があまりないのが辛いところ。いったいどこまで削ればいいのか、これぞスタンダード!みたいなのがあればいいんですけどね。
他に何か削れるものありますかね?
ランニングスティックっぽいやつ 107cm Aluminium 0.5
最近はトレラン?っぽいこともはじめてみたりしてるのですが、ビギナーとしてはやはりストックは欲しいところです。でも現在手持ちのストックは振り回すにはヘビーだし、軽量ストックのFoxtailは鳳凰三山で片方消失してしまったことでもあり、噂のランニングスティックを作りたいなぁと思っていたところ、たまたま東急ハンズをうろついていたらよさげなアルミポールがあったので買ってきてあれこれいじってみました。わりとさくっとそれらしくなりましたよ。
(*注意: 折れることが前提の簡易ストックです!よい子のみんなはマネをしないように!!!)
以下、スペック
名称: 「ランニングスティックっぽいやつ 107cm Aluminium 0.5」
長さ: 107cm
重量: 70g(片方)
ポール素材: 東急ハンズ アルミポール (アルマイト硬質処理) 外径1cm 厚さ0.5mm
石突き: LEKIフレックスチップM
ガイライン: EXCEL RACING 2mm Dyneema Guyline
グリップ: なにやら緩衝剤のような軽い発砲素材
適当に作りはじめたこともあって、結節部を長めに設計してしまった。あまり長くするとそれだけガイラインが余分に必要になるわけだし、重さ的にも収納的にもよろしくないわけで、ここはもっと短くすることが次回の課題。
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グリップ部末端の処理は、ゴムキャップの中央に切り目を入れてガイラインを通し、このキャップをずらすことで固定するという方法に落ち着きました。
使ってるうちに緩んだりするかもしれないのでテストが必要ですが、アルミがむき出しになっているよりかは安心感があるし親指なんかも置いたりできるので今のところはこれでよしとする。グリップをもう少し上にずらせばもっと自然に握り込めるようになるけれども、タープ張るときにガイラインを引っ掛けるときどうするかとか考えないといけない。。。
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Foxtailとポール素材を比べたところ。
どちらもアルミ素材で外径も同じ1cmだが、ポールの厚さは断然違う。Foxtailはおそらく1mm、結節部は2mmくらいありそうだ。こちらはどちらも0.5mm。でも体重をかけてみたところ、しなり具合としては同じ感じがする。アルマイト硬質処理というやつが効いているんだと自分に言い聞かせる。
とはいえ今までFoxtailを折ること三回という記録の持ち主なのです私。いずれこのストックもポッキリ折れることは覚悟のうえ。
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重さも測ってみました。
次回はカーボンタイプに挑戦したいと思います。まぁ重さ的にはこれで十分満足というか85g以下であればよしとするので、もう少し強度を高める方向性で。
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いくらで売れるかなぁ?いや、売っちゃダメか。
大菩薩でゆるゆる
パーティー山行なんぞ邪道とうそぶき、人との関わりを避け、社会との接点を断ち、ストイックなUL気取りのスタイルでただ独り冬山に挑む孤高のソロハイカーなブログらしいですよ、ここは。
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えー、大菩薩日帰りで行ってきました。今回は、女子x3、男子x1の編成であります。またもパーティーであるばかりかどんどん女子比率が高まりますよ(汗
丸川峠から登ります。
上は景色が開けていいですねぇ。ゆるゆる。
紅茶とコーヒーをふるまいます。O嬢が持ってきてくれたバームクーヘンといっしょに召し上がります。ポットは、カリタの細口ポット0.7L。日帰りだとこういうものも持ち運べます。チタン製のやつ作ってくれないかなぁ。
最近は迷走ぶりもはなはだしく、Wander-Zはいったいどこへ向かっているのでありましょうか。
ミニトランギアで御鶏様
「山で食べればなんだって美味しい」なんてよく言いますよね。この際だからはっきりしておきますが、そんなわけあるかいっ!
ちみたちさぁ?アルファ米を下界で食って美味いのかよ!?家に帰ったときに嫁がおもむろにマルタイラーメンとお湯とか出してきて夕食だとかぬかしやがったらちゃぶ台ひっくり返さねぇのか!?袋メシとかクスクスとか、お湯ぶっかけて食ってみたさ、あぁ食いましたよ。なんだこりゃエサですか!?えぇ?ハイキングという、普段の生活とは異なるスペシャリティのある体験をしている最中に、なんでこんなクソマズいもん食わなあかんねん!もう気分ぶち壊しやないですか!
下界で食べてマズいものは、山で食べてもマズいのであります。これは宇宙の普遍の真理であります。近頃そんな常識も分からん不逞の輩が多くてまったくもって憤りを隠せない今日この頃であります。
だいたいさぁ、ULだとかなんだとか言ってエスビットとか空き缶ストーブとかあるけどさぁ、そもそも火器持っていかなきゃいーじゃん。いらないじゃん。お湯ぶっかけて食べれる程度のメシならカロリーメイトのほうがよっぽど美味いし、手間もかからないし、軽いし、栄養バランスもよいし。
もうね、火器なんてものは積雪期に水を得るためのバックアップギアとしての意味しか見いだせなくなってしまったんですよ、わたくし的には。
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と、ついこの間まで自分の中では結論が出ていた問題を、あっさりとふっとばしてしまったのが、総帥の御鶏様。
皮はパリパリ、中はジューシー。さくっとした歯触りにじゅわっと肉汁が口の中に広がりつつも意外とあっさりした味わいでしつこくなく食べ飽きない。下界でもここまでのものはなかなか食べれないほどの超絶のクオリティなのであります。あぁ至福のひととき。
すいませんでした、すいませんでした。御鶏様ごめんなさい。すべて私が間違っていました。これからはトレキャン道に精進いたしますよと固く誓った櫛形山のあの日。
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それから3日。
総帥の御言葉に従いさっそく買っちゃいましたミニトランギア。近所の公園で火入れ式を敢行。
でも標準のゴトクは火力調節蓋使えないじゃん、ということで↓こういう構成にカスタムカスタム。
T’s Stoveのゴトク&ロール式風防に変更。ついでにEPIのカートリッジ台座をカットしたものと、スノーピークのチタンな皿も入れてみた。
折りたたみ取手のチタンロッキーカップ&蓋を買わなければ。どこに売ってるんですかね?
組み立てるとこういう感じに。
まずは米を炊きます。実は初体験ドキドキ。
蓋は、スノーピークのチタンなクッカーのやつを流用。もっといい蓋ないですかね?
米は魚沼産コシヒカリ。しかし洗わず。15分だけ水に浸してそのまま火をかける。分量はてきとう。時間もてきとう。火加減もてきとう。最近の米は精米技術が進歩しているので無洗米じゃなくても洗わなくて大丈夫、という説をどこかで見た気がするがどうでしょう。水はやっぱり貴重ですからね。
かすかに焦げ臭がしたところで火を止め、ひっくりかえして蒸らします。
さて、ついに登場した御鶏様。米を蒸らしている間に焼きを入れます。
ミニトランギアのノンスティック加工とかいうフライパンで焼き焼きします。あらかじめお湯ですすいで油をぬりぬりしろと英語で書いてあったのでそのとおりにしておきましたよ。なんかそんじょそこらのクッカーとはモノが違うのが分かります。
御鶏様の焼き方は、様々な情報を集約すると以下のとおりにすればいいと。
1) 肉はもも肉にすべし。もも肉じゃないと脂肪がないからうまく焼けない。
2) まずは皮面を強火で焼き、その後裏返して火を弱めるべし(※しかし火加減や焼き時間は諸説あり情報が錯綜している)
3) 皮から焼けば油は引かなくてもよし、適当に塩コショウをふるべし。
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いざ投入!公園でひとり鳥を焼く不審者あらわる。香ばしい臭いがモクモク。
しばらくたってから裏返す。
ん?ちょっと焦げ気味?
ていうか、投入時に皮をちゃんと伸ばして焼かなかったから、ムラができてるじゃんか。失敗orz…
なんとか強引に皮をのばして再度焼きを入れる。まぁこんなもんか。
火力調節蓋をかぶせて、じーっと焼き上がりを待つ。
こんなもんかと再度裏返してみると、
お、テリテリでいいかんじじゃないですか。
米をあけてみる。まぁ、一応炊けてるみたいだ。
ぶちこめー。
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で、食してみる。
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
うーむ、・・・・・
なんかフツー。
総裁の御鶏様にははるかに及ばず、
米も、kimatsu先生に炊いていただいたごはんに及ばず、
なんか、米に鶏がのっている、感想を言うとすればただそれだけ。
なぜだ!?
いったい何が違うというのだ!?
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[課題仮説]
・やはり皮面をちゃんと伸ばして投入すべきだった。
・ちょっとこてこてしてた。脂っぽさが残っていたのが悪かったか?もう少し脂を飛ばすくらい中火でじっくり焼きを入れればよいのか?
・塩味をもちっと効かせてもよかったかも
・調整蓋をつけてない状態のトランギアは、強火とはいえ火力が強すぎるかも。
・米は、やはり研ぐべき?
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鶏の焼ける嫁募集。
櫛形山ぬるクライム&ほこら参戦!
奥多摩ぬるランから帰宅し、すぐに下着を洗濯乾燥、iPhoneとGRを充電し、マットをヘクサライトに詰め替え、自転車をかついでそのまま出発。中央本線に乗っていざ甲府へ。
連日の走りで足がパンパンなのでホテルで休ませたかったがこの日は山梨県全域で空室なし。仕方なく深夜24時に釜無川沿いに到達してタープを張って寝る。シルタープのこの張り方が強烈に印象づけられていたのでマネしたんですけど、zzz_bearさんの張り方だった。
横から。側面が高くてスペースが空いてる。もっと下げねば。
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kimatsu先生よりほこらキャンプのお誘いをいただいたものの、櫛形山の周辺地図を見回してみてどう考えても車でしかアプローチできない林道コース。都会のエコでLOHASなライフスタイルを送る我が身としては自動車という旧時代の遺物を乗り回して大量なCO2を排出して地球環境を破壊するという下等な習慣がなく、泣く泣く断念しようかと一時は考えたのですが。いえ、決して免許の更新を忘れて失効してしまったわけではありませんよ。LOHASです。サステナビリってるわけですよ。という話はおいといて、よくよく見ると林道の多くは舗装されてるというではありませんか。これはかねてより暖めていた自転車でのヒルクライムならぬ”ぬるクライム”デビューの場としてうってつけではなかろうかと思い至り急遽参戦を決意しましたよ。
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JR竜王駅から総距離28km。林道入口が標高400mで、登山道入口が1460m。標高差は1000mちょっと。ちなみにほこら小屋はそこから340mハイクアップして標高1800m地点。果たして今の足の状態で到達できるのか甚だ疑問ではありました。しかし英語のできない人が自転車で櫛形山に向かったという情報が入り、俄然気合いが入ります。
たっぷり寝て朝9:30起床。足はまだ戻っていないが、動かないというわけでもない。コンビニで朝食をとり、温泉に寄って、スーパーで御鳥様と日本酒&つまみを調達。11:00過ぎ頃にいざ櫛形山林道へ。
すぐに車線がなくなり林道っぽくなります。でもちゃんと舗装されてる。すばらしい!
標高650m地点で一度休憩。けっこうきついけどまだ行けるかな?わりと順調
850m地点で二度目の休憩。うむむ、足だいじょうぶだろうか・・・。
その後は100m標高あげる度に休憩を入れる。足は着実に摩耗していく。
気持ち良さそうな直線に見えるが、傾斜あります(泣
荷物はこんな感じで積みます。
リクセンカウルのフレームだけを抜き出してネットを装着するとRPMにぴったり。立てて積めるので天蓋から物を出し入れできます。ハイドレーションもホースいっぱい伸ばせば届きます。
南アルプスの山々や、甲府市街を見下ろしたりなど、けっこう景色が良かったんですが、止まって写真をとる余裕はありません。
ようやく1330mの見晴し台へ到達。このときすでに15:30過ぎ。
ぶったおれてしばらく動かず。もはや平地を走行するのにも難儀する足の状態に。もう乳酸以外になにもありませんってば!ていうか自転車で登るとけっこう腰にも来ますね。意識朦朧、前後不覚、その後1460mの登山道地点にどうやって辿り着いたのか記憶もなく、kimatsu先生が車で迎えにきてくれる幻覚を二度ほど見ましたよ。
ここから340mのハイクアップ。普段なら雑作もないことだが、今の状態ではいささか苦しい。
今度は70m標高あげるたびにばったりと倒れ込む。もう引き返そうか。でも御鳥様が食べたいっ。いや街に戻って焼き鳥でもつまめばいいじゃないか。でも英語のできない人が登ったのだとすると引き返すわけにはいくまいっ!いや黙ってれば分かんないって。ていうかもう宴会は終わってみんな撤収してんじゃないの?などという思考ループに陥りつつ、歯を食いしばって登ります。
そうこうしている間にようやく1800mに達し、しばらく歩くと色とりどりのテントの勇姿が!急に参戦したにもかかわらず暖かく迎えてくれた皆様ありがとうございます。
手前が我がシルタープ。今度は低く張れました。でも入り口が狭いね。
後方に見えるのは英語のできない人のシルタープ。常識にとらわれない自由な発想とはなにかについてこれほど雄弁に物語ってくれるものはないのではと衝撃をうける。テンションかかってないように見えるけどあのストックはどうやって自立してるんだろう??あぁフリーダム!
右端がkimatsu先生のTarptent Contrail。もう目が釘付けです。うーんかっちょいい。ポチるべきか、ポチらぬべきか。
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いのうえ総帥さま
御鳥様美味しゅうございました。コーヒー、ネギ焼き、マカロニパスタ、美味しゅうございました。
kimatsu先生さま
お米美味しゅうございました。私はわりと固めが好みでございます。
茶柱先生さま
バーボン美味しゅうございました。パンとチーズ、ソーセージ焼き、美味しゅうございました。
いまるぷさま、ちゃいさま、らんどさま、工場長さま、皆々様、
暖かくお迎え頂き有難うございました。
Wander-Zはもうすっかり人の食料を食べまくって歩けません、、、
なにとぞお許し下さい。
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衝撃的な御鳥様。皮はぱりぱり、中身はジューシー。山でこれほどのものが食べれるとは!!ちょっとクッカー類をまた弄びたくなってきましたよ。総帥からいろいろとコツを伝授いただく。
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NULキャンだというのになにを勘違いしたのかUL気取りのスタイルで現れた英語のできない人は、自転車で向かったというのに途中で車にピックアップしてもらったとか。スパイラルを見せびらかしたり荷物は5kg以下だとかなんだとか騒いでいましたよ。
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翌日は山を一気に下る。なかなかに気持ちいい。食べまくって寝まくったので足はかなり復活しました。まほらの湯が休日だったので、やまなみの湯に立ち寄って帰りました。
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今後はNULキャンのギアも揃えねばならぬと決意を新たにしましたよ。まずは何から買いましょうかね。トランギア一式?ULハードアノタイズドですかね?
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