Tanigawa Fes. 2010-12-18 to 19
いよいよシーズン初の冬ハイク。もろもろ装備のテストも兼ねて谷川に集まったのは14名。Roadmanやjanさんはじめ西黒尾根を行くエクストリームチームと、ロープウェーを経由して天神平から歩くまったりチームに別れてハイクアップ。
こちらはまったりチームの最後尾。しかしあいにくの天候で山頂に近づくほど風が強い。ホワイトアウトの中に突っ込む。
1900mの肩の小屋直下は強風のなか新雪のラッセル。雪が流れてなかなか進まず、視界もほとんどない。必死に赤い旗を追いかけていると突然目の前に小屋のシルエットが現れる。急いでかけこむ。
冬装備の性能を試すには格好の環境だった。ハイクアップだったのでウェアはベースレイヤーとソフトシェルのみだったけど、やっぱり強風を浴びると血流が阻害されるのか指先が痛みはじめる。R1かハードシェルを着込んで体幹を守るべきだったか。先の状況を見越して早め早めのレイヤリングを心がけたい。足回りはまったく問題なし。
肩の小屋で鍋にあたたまる。見事なカニだのアンコウだのといろんな食材が次から次へと出るわ出るわ。
日本酒を熱燗にして甲羅酒。サイコーにうまい。
食後は暴風の稜線上でビビィ寝する。予報のとおりだとすると風速18m程度。
写真がボケボケですが自作のタイベックビビィ。あえて風を直撃するところに寝てみた。サイズが大きめなのでバサバサと風を孕むけど寝るには問題はない。頭部と足元にもつけたNoSeeUmメッシュは雪をちゃんと防いで通気してくれる。
結露はまったくない、ということはなく、うっすらと湿気は発生してた。けど水滴というほどのものではなく、ブリーズドライテックよりはるかにマシ。まぁまぁのパフォーマンスかな。
テント組は強風で設営にかなり手間取ったみたいだけど、ビビ寝はさっと広げて入り込むだけ。強風下ではこのイージーさがやっぱりいい。でも酒をしこたま飲んだので何度かトイレに立ってそのたびに雪風が舞い込んで大変だった。ペットボトルは必須か。
布団は自作キルトだけど、背面のストラップを止めずに適当にかけて寝てたからあまり温まらなかった。でも-10℃程度なので風さえ防げればダウン上下でそれなりに寝れる気温。さすがに明け方には冷えたけど。
翌日は打って変わって素晴らしい天候。雲ひとつなく風も穏やか。昨日の鍋の残りでおじやとうどんを作ってたらふく食べてから、山頂まで往復して遊ぶ。
近いうちに、この稜線を歩きたい。
去年から冬山志向のあるハイカーと連れ立って出かけはじめたけど、今年はなかなかの大所帯になった。冬ハイクでの自立を目指す人がステップのひとつとして、あるいはそのシーズンの装備をテストする場として、組織立てるわけじゃないけどゆるい互助関係で、みんなで歩けるのはとてもうれしい。
Thanks for all! ではではよいお年を
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